2025.06.03
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高齢者の梅雨に起こりやすい不調とその対策5つを解説

「梅雨は、ジメジメしていて体調が悪くなる」
「雨の日が多くて外出したくない」
「梅雨時は気分が落ち込んでやる気がでない」
こんな悩みを抱えている方はいませんか?
梅雨は雨が多く湿度が高いため、特に高齢者は心身共に不調をきたしやすい時期です。そんな憂鬱な季節を、体調不良なく元気に過ごしたいですよね。
そこで本記事では、

  • 高齢者の梅雨に起こりやすい不調
  • 不調を未然に防ぐ対策
  • 梅雨に必要なタンパク質の摂取
    について解説します。ぜひ最後までお読みください。

高齢者の梅雨に起こりやすい不調とその原因5つを解説

高齢者は免疫力が低かったり、体の機能が低下していたりするため、梅雨になるとさまざまな不調が表れやすいです。ここでは、シニアの梅雨になりやすい症状を5つご紹介します。

1.湿度が高いため熱中症になりやすい

高齢者は梅雨時の熱中症に注意が必要です。人は暑いと汗をかいて熱を逃がそうとしますが、湿度が高いとかいた汗が蒸発しづらく熱が体内にこもってしまいます。
また高齢者は、のどの渇きを感じる機能も低下していたり、トイレが頻回になるのをおそれたりして水分摂取量が不足しがちです。
東京消防庁は、令和6年の熱中症搬送者が2番目に多かった日が7月初旬で、その半数以上が65歳以上だったと発表しています。
加齢によりさまざまな身体機能が低下している高齢者は、梅雨時に熱中症になりやすいのが特徴です。

2.ダニやカビが増殖して喘息やアレルギーを起こしやすい

梅雨はダニやカビが増殖し、アレルギーなどを起こす危険性が高まる時期です。カビの粒子やダニの死骸などを吸い込むことで、

  • くしゃみ
  • 鼻水
    などの症状が現れます。
    また高齢者は免疫力が低いため、気管支喘息や肺炎を引き起こし重症化する可能性もあります。梅雨時に咳などが長引いている場合は、アレルギーの可能性が高いです。

3.運動量が減り筋力が衰えやすい

梅雨時は外出の機会が減るため、筋力が低下しやすいです。フレイル(介護が必要になる前の状態)やサルコペニア(筋肉が減った状態)を招き、介護が必要な状態になってしまうこともあります
また運動量が減ると便秘になったり、睡眠の質が低下したりなど、さらなる健康障害も予測されます。
活動量の減少は筋力の衰えだけでなく、さまざまな不調を引き起こす原因にもなるので注意が必要です。

4.刺激が少なくなり認知症を発症しやすい

梅雨は外出の回数が減り、認知症の発症率が高くなるおそれがあります。家で過ごす時間が増え人と会う機会が少なくなり、脳への刺激が減ってしまうからです。
国立長寿医療研究センターの約10年に渡る調査では、人との交流がある人は認知症になるリスクが低いという結果がでています。
家から出ない日が増えて人との交流も減ると、認知症になる危険性が高まります。

5.幸せホルモンの分泌が少なくなり気分が落ち込みやすい

梅雨は「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が減少し、意欲が低下したり、気分が落ち込んだりしやすくなります。
セロトニンは日光浴かリズム運動(一定のリズムでおこなうウォーキングなど)で増加しますが、梅雨は日照時間も少なく外出の機会も減るため、体内のセロトニンを思うように増やせません。
また高齢者の約15%はうつ状態といわれており、精神バランスが崩れると健康な方でもうつ病を発症する可能性があります。
このように梅雨の影響で「幸せホルモン」の分泌が減ると、精神的に不安定になるおそれがあります。

高齢者が梅雨の不調を乗り切るための5つの対策

高齢者が梅雨を健康に過ごすためには、食事、運動、人との交流などが必要です。しっかり対策をして、じめじめした季節を元気に過ごしましょう。

1.タンパク質を摂取して不調に負けない体をつくる

タンパク質は高齢者の心身の健康維持に欠かせない栄養素です。梅雨にタンパク質の摂取が必要な理由と、効果的に摂取する方法をご紹介します。

1.梅雨にタンパク質の摂取が必要な理由とは?

梅雨時の食事には、肉類、卵、大豆製品などに多く含まれるタンパク質の摂取が重要です。
タンパク質は、

  • 筋肉、血液などをつくり、運動量が減る梅雨時のフレイル(介護が必要になる前の状態)やサルコペニア(筋肉が減った状態)を予防する
  • 免疫力を高め、熱中症やアレルギーが発症しづらくなる
  • 活動量が減る梅雨時の認知症を予防する
  • 日照時間が減る梅雨時のセロトニンの分泌を促す
    などの効果があります。

2.栄養バランスの良い食事を摂取する

タンパク質を効率よく吸収するためにも、主食、主菜、副菜をそろえた、バランスの良い食事を摂取しましょう。
以下がそれぞれの主な食材です。

  • 主食:お米、うどん、パンなど
  • 主菜:肉、魚など
  • 副菜:野菜、豆類、キノコなど
    またマグロやさつまいもなどに多く含まれるビタミンB6は、タンパク質の元になるアミノ酸の代謝を促すため、一緒に摂取すると効果的です。

3.サプリメントで効果的にタンパク質を摂取する

人体を構成しているタンパク質は、20種類のアミノ酸からつくられています。アミノ酸には食物からしか摂れない必須アミノ酸9種類と、体内でも合成される非必須アミノ酸11種類があります。
どれかひとつでも少なかったり欠けたりすると、充分に体づくりに使われません。
しかし、アミノ酸バランスのよい食事を用意するのは大変かもしれません。
また、せっかく食事を用意しても、食が細く、消化吸収力も低下しているの高齢者は少なくありません。
そんな方には、タンパク質を補給できるサプリメントを活用するのがおすすめです。

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鈴廣かまぼこ開発の「サカナのちから S forシニア」は、小粒で飲みやすく手軽にタンパク質補給を行えるサプリメントです。
白身魚のすり身を酵素分解した「魚肉ペプチド」で効率良くアミノ酸を取り込むことができます。

2.水分補給をして熱中症を予防する

水分は1日1.2~1.5Lを摂取しましょう。のどの渇きは既に水分が不足しているというサインです。のどが渇く前に、こまめに水分補給をしてください
また睡眠中や入浴中は約500mlもの水分が失われるため、起床時、就寝前、入浴前後には、マグカップ1杯程(約100~200ml)の水分摂取をおすすめします。

3.湿度調整と掃除でカビやダニの増殖を減らす

梅雨時はカビやダニを増やさない環境づくりが重要です。除湿器を使用し、室内の湿度を50%以下に保ちましょう。
シーツや枕カバーは、ダニの大好物である髪の毛や垢などが多く付着しているため、週1回は洗濯するのが望ましいです。

4.一定のリズムを刻む運動で筋力の向上と幸せホルモンの分泌を促す

セロトニンは日光浴以外でもリズム運動(一定のリズムで繰り返す運動)で分泌されます。
足踏みやスクワットなどのリズム運動を取り入れ、筋力アップと幸せホルモンの分泌を促しましょう。腹式呼吸を繰り返すのもおすすめです。

5.人と交流して認知症の発症を防ぐ

地域サロンや趣味の集まりなどには、積極的に参加しましょう。近所の人や友人とのお茶のみ、立ち話なども効果的。直接会えない場合は、電話で話すのもおすすめです。

まとめ

梅雨は湿度が高くじめじめしており、高齢者は心身ともに不調をきたしやすい時期です。
筋力低下、アレルギー、気分の落ち込みなど、その症状はさまざま。
そんな梅雨を元気に過ごすには、タンパク質の効果的な摂取が欠かせません。良質なタンパク質は、心身に活力を与えてくれます。
バランスの良い食事と共にサプリメントを摂取し、梅雨を健康的に過ごしましょう。

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