肌のアンチエイジング！肌老化を早める食事と、その対策方法
若々しい肌を保つためには、スキンケアや化粧品より食事・睡眠・運動などの生活習慣が大切。
表面的な見た目を整えるだけでなく、内側からキレイになることが必要なのです。
ここでは肌のアンチエイジングにつながる食べ物・食べ方をご紹介します。
年齢による肌の変化
年齢を重ねることで、肌にハリがなくなり、シワやたるみ、くすみなどが気になる方もおられるでしょう。
誰にでも起こりうる変化ですが、スキンケア以外に食生活を意識することでも改善できると考えられています。今回は、食生活から肌のアンチエイジングに役立つ情報を紹介していきます。
肌に悪い食べ物・食べ方
【食べ物】
加工食品
インスタント食品、清涼飲料水、お菓子などのインスタント食品は、肌に良い栄養素であるビタミンが少なく、糖分や脂肪分を多く含むものが多く、容量の割に高カロリーです。
余分な糖分の摂取は体内のたんぱく質とくっついて固まってしまう糖化という現象を招き、肌の老化（くすみ等）を進めることがあります。
リノール酸などの不飽和脂肪酸
紅花油やマーガリンなどに含まれる不飽和脂肪酸は、体内で酸化して過酸化水素となり、皮脂を酸化し、肌の抗酸化物質を壊してしまうことで、肌老化の促進に繋がる可能性があります。油を摂る場合は、抗酸化作用がありアンチエイジング効果が期待できる、オリーブ油・魚油・あまに油などのオレイン酸を多く含む油を使うと良いでしょう。
【食べ方】
夜食やおやつ
寝る前に食べたり、おやつに甘いものやスナック菓子を食べると、血糖値を上げてしまい、糖化、肌の老化を進めてしまいます。
早食い
早食いも血糖値の急激な上昇や、食べすぎて余分なカロリー摂取につながってしまいます。良くかんで、ゆっくり食べるようにしましょう。
肌に良い食べ物・食べ方
【食べ物】
良質なたんぱく質
お肌の話題で必ずといってよいもほど紹介されるのがコラーゲン。
皮膚や肌のハリを保つためのコラーゲンは、たんぱく質（アミノ酸）からできています。
ここで注意したいのが、「食べたコラーゲンが、そのままお肌になる」というわけではないことです。
コラーゲンを含むタンパク質は２０種のアミノ酸でできているのですが、食事で摂ると消化されて一度アミノ酸やアミノ酸がいくつか固まったペプチドにまで分解されて体内に吸収された後、コラーゲンや他のタンパク質に再合成されるからです。
また、コラーゲンには、アミノ酸の一つトリプトファンが全く含まれていないので、コラーゲンだけ食べていると、タンパク質の再合成がうまくいきません。
したがって大切なのは、２０種のアミノ酸をバランス良く含む、肉・魚・卵・大豆・乳製品などの良質なタンパク質を摂取すること。カロリーオーバーにならないよう鶏肉・魚・大豆などから良質なたんぱく質を摂るようにしましょう。体重１ｋｇあたり１ｇのたんぱく質が摂取の目安量とされています。
参考にたんぱく質を多く含む食品をご紹介します。
魚類は動物性で高たんぱくでありながら、畜肉よりも低脂肪である点に注目したいです。
ビタミン
特に肌の老化を防ぐためには抗酸化成分であるビタミンE・C・B２・βカロチンが有効であると言われています。これらを多く含むピーマン・トマト・にんじん・ほうれん草などの緑黄色野菜を積極的にとるようにしましょう。
黒い炭水化物
炭水化物は、できるだけ自然のままの状態が理想的。玄米などの精製されていない炭水化物には、ビタミン・ミネラル・食物繊維といった肌に良い成分がたっぷり含まれているのです。白米より玄米、パンならライ麦パンや全粒粉パンを選ぶようにすると良いでしょう。
【食べ方】
バランス良く
いくらビタミンが肌に良いといっても、そればかり食べていては体・肌に良い訳はありません。
やはり一番大切なのは「栄養バランス」。厚生労働省では１日３０品目を目安にといっていますが、毎日３０品目数えるのはなかなか大変なこと。理想的といわれている「日本食」の一汁・二菜・一主食を参考に、ビタミン、たんぱく質、鉄分など偏らないメニューを心がけましょう。
腹八分目
カロリーの摂りすぎ、糖化を防止するため「腹八分目で抑える」ことを心がけましょう。毎日きちんと３食決まった時間に食事するようにしたり、ゆっくり良くかんで食べるように心がけることが「腹八分目で抑える」ためには大切です。
食生活からアンチエイジング
私たちの体は私達が食べたものから造られます。健康と若々しさを保つためには、バランスの良い食事が大切です。若々しい肌をいつまでも保ちたいなら「食生活からアンチエイジング」を初めてみましょう。
