2023.08.31
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高齢者が筋肉をつけるためのトレーニング方法5つ。筋力アップで活力ある毎日へ

加齢によって筋力が低下すると、つまずきやすい、転倒しやすいなど生活に支障が現れます。筋肉量を増やし活力ある毎日を送るには、日々のトレーニングが欠かせません。この記事では、高齢者が筋肉をつけるためのおすすめのトレーニング方法と注意点をご紹介します。

高齢者でも筋肉をつける方法はある?

一般的に、歳を重ねると筋肉量が減っていくことが知られています。高齢者でも手軽なトレーニングで筋肉をつけることはできるのでしょうか?ここでは、高齢者が筋肉をつけるためにできることを解説します。

高齢者でもトレーニングで筋力は増える

高齢者でも、トレーニングによって筋肉をつけることは可能です。研究によると、90歳前後の高齢者でも、筋トレを行うことで筋肉量が増え、筋力が上がることがわかっています。また、高齢者が筋肉量を増やすには、週2回の筋トレが必要といわれています。

筋トレと有酸素運動を組み合わせよう

高齢者が筋肉をつけるためのトレーニングでは、筋トレと有酸素運動を組み合わせるのがおすすめです。
高齢者で筋肉がつきにくい理由のひとつに、加齢に伴い筋タンパクの合成に必要なホルモンが効きづらくなることが挙げられます。
有酸素運動は、ホルモンの効き目を改善させる働きがあり、筋肉のつきやすい体づくりに役立ちます。
しかし、有酸素運動だけでは筋肉量はわずかしか増えません。高齢者が効率よく筋力を上げるには、筋肉をつけるための筋トレと、筋肉をつけやすくするための有酸素運動の両方を行うことが重要です。

高齢者が筋肉をつけるメリット

高齢者が筋肉をつけると、どのような良いことがあるのでしょうか。
ここでは、筋肉をつけるメリットを5つご紹介します。

転倒の予防

高齢者の筋肉量の減少や筋力の低下を「サルコペニア」といいます。身体の機能が衰え、歩幅が小さくつまずきやすい、またバランスを崩して転倒しやすい状態です。高齢者の転倒は、介護が必要となる原因の一つになり得ます。
しかし、筋トレで筋肉をつけることでバランス能力が上がり、高齢者も転倒しにくくなることが知られています。また、歩幅が大きくなるため、歩行機能の改善も期待できます。

生活習慣病の予防・改善

筋トレは高齢者の糖代謝を改善し、糖尿病の予防や改善に役立ちます。また、脂質異常症や高血圧、メタボリックシンドロームなどの改善も期待できます。
これらは心臓の血管を詰まりやすくさせ、心筋梗塞や狭心症を引き起こすことが知られている病気です。筋トレによってこれらの病気を防ぐことは、健康に長生きするためにも重要です。

腰痛や関節痛の予防

筋トレで筋肉をつけることで、関節にかかる負荷が減り、腰痛や膝痛などの関節痛の予防につながります。

骨粗鬆症の予防

筋トレは骨を強くするためにも大切です。加齢によって骨密度が低下すると、骨粗鬆症を引き起こし、骨折のリスクが高まります。週に1~2時間の筋トレを行うと、骨が刺激され骨密度が増加することが知られています。

精神的な健康維持

筋トレによって筋肉をつけると、体力が向上し、身体の機能が保たれます。歩く・立ち上がるなどの日常生活動作がスムーズにできるという自信がつくことで、高齢者の精神的な健康につながります。

高齢者が筋肉をつけるトレーニング方法

高齢者が筋肉をつけるには、特に下半身を中心としたトレーニング方法がおすすめです。筋肉は上半身より下半身のほうが早く衰えるといわれています。歩行機能やバランス能力を保ち、転倒を防止するためにも、下半身を中心に鍛えましょう。

筋肉をつけるトレーニング方法5つ

ここでは、高齢者におすすめのトレーニング方法を5つご紹介します。道具が不要で簡単にできるので、ぜひ実践してみてください。

スクワット

両足は肩幅程度に開いて立ち、3~4秒かけてゆっくり膝を曲げ、膝が直角になる程度まで腰を落とします。つづいて3~4秒かけてゆっくりと膝を伸ばすことで体勢を戻し、腰を持ち上げます。このとき、膝を伸ばし切らない状態で止めるとより効果的です。

ポイントは、膝に負担をかけないよう椅子に腰かけるイメージで、お尻を後ろに突き出して股関節を曲げるようにすることです。バランスがとれない人は、実際に椅子を用意し、椅子に座ったり立ったりするのを繰り返す方法もおすすめです。

プッシュアップ

いわゆる腕立て伏せですが、負荷がかかりすぎないよう膝をついて行うトレーニングです。床に手をつき、頭から膝まで一直線の状態を保ったままひじを曲げ伸ばしします。スクワットと同様、最後はひじを伸ばし切らないようにしましょう。

両手の間隔は肩幅より少し広めがおすすめですが、間隔によって負荷が変わるため、体力に合わせて位置を調節してみましょう。床での腕立て伏せが辛い人は、立った状態で両手を壁につけて行う方法もあります。

ブリッジ

仰向けの状態から両膝を曲げ、ゆっくりとお尻を持ち上げます。腰に力を入れて10秒静止し、少しずつ下ろしていきます。このときもお尻を床につけない状態で止め、上げ下げを繰り返すのがポイントです。

かかと上げ

足を肩幅に開き、まっすぐに膝を伸ばして立った状態で、かかとを上げます。その状態で5秒静止した後はかかとを下ろしていき、かかとを床につけないままその動作を繰り返します。バランスを崩しやすい場合は、椅子などにつかまって行いましょう。

足上げ

仰向けに寝た状態で、膝を伸ばしたまま片足を上に持ち上げる動作です。10秒静止した後に足を下ろし、かかとを床につけずにその動作を繰り返します。反対側の足も同様に行います。また、横向きでも同様にトレーニングできるため、両方行ってみましょう。

効率の良いトレーニングのコツ

せっかくトレーニングをするなら、効率の良い方法で行いたいものです。ここでは、高齢者が筋肉をつけるためのトレーニングのコツをご紹介します。

動作はゆっくりと

動作は3~5秒程度かけて上げ、3~5秒程度かけて下げるのがおすすめです。意識してゆっくりと動くようにしましょう。

一般的には、自分の体重を負荷として行うトレーニング方法では大きな効果を得るのが難しいとされています。しかしゆっくり動くと、負荷が軽めの運動であっても簡単に筋肉をつけることができます。

高い負荷をかけたトレーニング方法では腰や膝などに負担をかけやすいため、特に高齢者は小さい負荷の運動をゆっくりと行い、効率よく安全に筋肉をつけましょう。

鍛えたい箇所を意識する

筋トレ中は鍛えたい箇所を意識して、力を入れたまま動作を続けましょう。

筋肉に力を入れると、血管が押しつぶされるため血液の流れが悪くなり、筋肉に十分に酸素が供給されなくなります。この状態は筋肉にとって強い刺激になり、筋肉がつきやすい状態を作り出します。筋トレ中は常に力を抜かず、筋肉の緊張を保つことが重要です。

ウォーキングも組み合わせよう

前述のとおり、筋トレの効果を高めるには有酸素運動も重要とされています。中でも高齢者には、ウォーキングがおすすめです。

ウォーキングの中でも、高齢者のサルコペニア予防に効果的なのは、早歩きとゆっくりした歩きを数分おきに繰り返す方法です。ややきついと感じられる早歩きを取り入れることで、筋肉をつけるだけでなく、持久力の向上にもつながります。

改めてウォーキングのための時間をとらなくても、買い物に歩いて行く、出かけたら一回り多く歩くなど、生活の中で歩く機会を増やす方法もあります。万歩計などを利用して自分の歩数をチェックし、まずは今より1,500歩増やすことから始めてみましょう。

トレーニング時のポイント

高齢者ではすでに体力が衰えている場合もあるため、急な筋トレには注意が必要です。ここでは、筋トレ時の注意点と、筋トレが難しい場合に筋肉をつける方法を紹介します。

腰や膝が痛い場合は無理をしない

筋肉をつけることは腰痛や膝痛の改善につながりますが、無理な筋トレは関節に負荷をかけてしまうため逆効果です。

トレーニングを行う際は、痛みや症状が悪化しない範囲で行いましょう。姿勢が間違っていると関節に負荷がかかりやすいため、正しい方法で行うことも重要です。また、回数も無理のない範囲に調整し、心地良い疲労感が残る程度でやめておくのがおすすめです。

また、運動前後にはストレッチを行い、身体をほぐすのも良いとされています。筋肉の柔軟性が高まり関節への負荷が減るため、痛みの予防につながります。

高齢者の活動量の目安

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013」によると、高齢者では、強度を問わず身体活動を1日40分以上行うことが推奨されています。
この場合の「身体活動」とは、運動だけでなく、生活の中での活動も含みます。つまり、横になったままや座ったままにならなければ、どんな動きでもかまいません。
筋トレやウォーキングなどの運動に取り組むのが難しい場合には、生活の中で活動量を増やすようにしましょう。

生活の中で活動量を増やす方法

活動量を増やすには、できるだけ座っている時間を減らすのがおすすめです。生活の中で強度が高い活動は以下のとおりです。無理のない範囲で取り入れてみましょう。

おすすめの生活活動

  • 歩く
  • 犬の散歩をする
  • 掃除をする(掃き掃除、モップ掛け、床磨きなど)
  • 自転車に乗る
  • 庭の草むしりをする
  • 農作業をする
  • 階段を上る・下りる

また、以下の生活活動も、強度は弱いものの座っているよりは活動量を高められます。筋力が低下している高齢者では、簡単にできるこれらの活動から始めてみましょう。

(体力が低い人向け)おすすめの生活活動

  • 皿を洗う
  • 洗濯をする
  • 立って食事の支度をする
  • ゆっくり歩く
  • ガーデニングをする、植物に水をやる
  • 動物の世話をする

合わせて食事も気をつけよう

高齢者が筋肉をつけるには、トレーニングだけでなく食事に気をつけることも大切です。ここでは、筋肉をつけるのに役立つ食事方法を紹介します。

良質なタンパク質の摂取が重要

筋肉をつけるためには、特にタンパク質の摂取が重要です。タンパク質はアミノ酸に分解されて体内に取り込まれ、筋肉の原料になります。筋トレと合わせてタンパク質を摂取することで、筋肉量を増やすことができます。

タンパク質と聞くと、肉・卵・乳製品・大豆などを頭に浮かべる方も多いでしょう。
確かにこれらの食品はタンパク質が豊富ですが、脂肪分が多かったり、摂ったタンパク質が実際に身体づくりに利用される割合が意外と低かったりすることもあります。
そこでオススメしたいたんぱく質が魚肉たんぱくです。

魚肉のたんぱく質はアミノ酸バランスがよく、消化性にも優れている上、低脂肪である点に注目です。
魚肉たんぱくで効率良く質のよいたんぱく質を摂りたいです。

サプリメントの活用も

日々毎度の食事でタンパク質を摂るのが難しい場合は、サプリメントでお手軽に摂取する、というやり方もできます。おすすめはたんぱく質を吸収しやすくしたペプチドのサプリメントです。

ペプチドとは、たんぱく質が消化酵素で分解され、アミノ酸が数個固まった状態のこと。アミノ酸を2~3個まとめて取り込めるため、効率的に体内に補給することができます。肉や魚のたんぱく質からアミノ酸を摂ろうとすると、消化され吸収されるまでに3~4時間かかりますが、ペプチドでは、既に分解された状態ですので30~40分で吸収されていきます。

ペプチドなら魚肉ペプチドがおすすめ

たんぱく質は20種類のアミノ酸からできていて、どれかひとつでも少なかったり欠けたりすると、充分に体づくりに使われません。魚肉ペプチドはアミノ酸20種類をすべて含んでいる上に、人の身体で合成できず食べ物からしか摂ることのできない必須アミノ酸を理想的なバランスで含んでいます。

魚肉ペプチドとしておススメしたいのが、鈴廣かまぼこ開発「サカナのちからS」です。「サカナのちからS」は、魚の白身を酵素分解してつくった天然素材のサプリメントです。摂取後30~40分程で体に吸収されるので、身体に必要不可欠なアミノ酸を素早く効率的に補給することができます。

筋肉をつけるトレーニング方法を実践し健康な毎日を!

高齢者が筋肉をつけるには、日々のトレーニングが大切です。体力に合わせ、無理のない簡単な方法で身体を動かしましょう。また、併せてタンパク質の摂取も重要です。筋肉をつける取り組みを継続し、体の機能を維持して健康な毎日を送りましょう。

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健康で活動的な毎日を送るためには、筋肉の成分であるたんぱく質を充分に補給することが大切です。
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