2023.05.30
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梅雨の時期に備えて | 体調不良にならない方法を紹介

梅雨の時期は、雨が降って気圧が下がり、体調を崩す方が多くみられます。天気や気圧と体調は関係しているため、雨の多い梅雨の時期や気候が変化する季節の変わり目は、体調管理が重要です。ここでは、梅雨の時期に体調を崩しやすい理由とその対策方法、さらに梅雨の時期の体調不調対策におすすめの栄養素や食事のポイントを解説します。

梅雨の時期に体調を崩しやすい理由

梅雨の時期は、ストレスが溜まり、自律神経が乱れてしまいます。詳しく解説していきましょう。

天候や気温、気圧の変化が激しい

梅雨の時期に限らず、ストレスがかかると自律神経が働きます。自律神経には2種類あり、体を活動させる交感神経と、リラックス状態になる副交感神経です。この2つの神経がバランスを取り、さまざまな器官を働かせてくれます。自律神経は自分で調節することができないため、無意識にストレスがかかり、乱れてしまいます。
気圧変動や寒暖差に抵抗するため、交感神経が働きます。しかし、交感神経の優位な状態が続いてしまうため、緊張状態が持続しエネルギー消費が増大し、疲労やだるさの症状が出るのです。

湿度が高くなる

梅雨の時期は湿度が非常に高くなります。湿度が高くなると、体から水分や汗や尿をうまく排出しにくくなります。そして体内に余分な水分や老廃物が溜まり、浮腫やだるさ、頭痛、肩こりなどが出るのです。

睡眠不足になりやすい

梅雨の時期は気温や気圧の変化により、交感神経が優位になります。副交感神経が優位になりにくく、リラックス状態になりづらくなり、睡眠不足に陥りやすくなります。睡眠が浅いと、疲れが取れなくなり、イライラや集中力の低下にも繋がってしまうのです。

日照不足になりやすい

梅雨の時期は、天気が悪い時期が続き、日照時間も短くなります。晴れた日は気分がのり、雨の日は気分が落ち込む傾向にあります。日照時間と気分には関係があり、雨の日の日照時間が短い日が続くと、体調に支障を来すのです。
朝に太陽の光を浴びることで、体内で幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が作られます。セロトニンは、夜になると「メラトニン」というホルモンに変化し、寝つきにも関与します。セロトニンが作られなくなると、イライラや落ち込んでしまい、ネガティブな気持ちになります。晴れ間が出ているうちに外に出て日光を浴び、セロトニンを作り、夜はメラトニンを変化させ、快適な睡眠を取るようにしましょう。

梅雨の時期の体調不良対策8選

こういった梅雨の時期に起こる体調不良を防ぐために、自律神経のバランスを整え、心と体を休めることが大切です。ここでは、梅雨の時期でも、体調不良対策8選を解説します。

朝型のリズムを切り替える

昼夜逆転生活をしたり、エアコンを過度に利かせた部屋でずっと過ごすと、自律神経のバランスが崩れる原因になります。気温や気圧の変化が激しい梅雨の時期に対応できる体を作るために、生活リズムを整えることが大切です。
そこで梅雨の時期には、朝型のリズムに切り替えてみましょう。いつもより10〜15分早く起きてみます。テレビを見たり、朝食を食べたりして、交感神経のスイッチを入れ、生活リズムを整えてみてください。

曇りや雨が降っている日でも室内は明るくする

曇りや雨の日が続いてしまうと、日光を浴びる機会がなくなり、気分が落ち込んでしまいます。天気が悪くても、日中は室内を明るく快適に過ごしたいものです。そこで朝起きたらカーテンを全開にして、室内に日の光を取り入れましょう。体が朝だと認識してくれます。落ち込んだ気分を軽減してくれるでしょう。

寝る前に目元を温める

朝は交感神経のスイッチを、夜は副交感神経のスイッチに切り替えます。そこで、就寝前に蒸しタオルやホットアイマスクなどで目元を温めてみましょう。目元に置くことによって、副交感神経が働き、睡眠の質も良くなります。温度をお風呂と同じぐらいの約40度にすると、特に心地よさを感じられるようになり、より睡眠効果も高くなります。

入浴時はぬるめのお湯で湯船に浸かる

38〜40度程度の「ぬるめのお湯」に約20分湯船に浸かりましょう。副交感神経が働き、体をしっかりと休ませることができます。42度以上に設定すると交感神経が働くため、寝る前には不適です。体を副交感神経によって休息モードへ切り替えるために、寝る前の湯船の温度は、ぬるめのお湯にしましょう。
肩や首の筋肉の緊張により生じる緊張型頭痛の場合には、冷えを防ぐことで症状が軽減されます。湯船に浸かって血行をほぐし、筋肉の緊張もほぐしていきましょう。
交感神経が優位になり血管が拡張したことで起きる片頭痛の場合には、急な温度変化により悪化しやすくなります。湯船には浸からずシャワーを浴びる程度にしましょう。

湿度管理を行う

梅雨の湿度の高さにより、関節リウマチの症状が現れる可能性があります。痛みを悪化させないためには、できる限り湿度を取り除くことが大切です。除湿機をかけ、部屋の湿度を40〜60%に調整しましょう。湿度が60%を超えてしまうと、細菌やカビが繁殖しやすくなり、衛生的に良くない状態になります。全ての部屋を除湿するのが難しいときは、寝室など長い時間を過ごす部屋の除湿を優先的に行うことが大切です。

梅雨の時期の不調対策におすすめの栄養素や食事のポイント

梅雨の時期の体調不良対策をまとめました。さらに、食事に意識を向けることで、より体調不良対策を改善に期待できます。症状別に解説してみました。おすすめの栄養素や食品を解説しますが、特定の食品を食べすぎると、他の症状が出てきてしまいます。メリハリを持ってバランスよく摂取することが重要です。

自律神経を整える効果あり:朝食を食べましょう

自律神経のバランスが崩れることにより、体調不良が出てきてしまいます。朝から日の光にあたり、自律神経を整えるために最も効果的なのが、朝食を食べることです。朝食を食べることで、体にスイッチが入り、生活リズムや自律神経を整えやすくします。

食欲不振・疲労回復の解消効果あり

ビタミンB1

ビタミンB1は、エネルギーやたんぱく質の代謝を助ける働きがあり、食欲不振を取り戻せる効果があります。疲労回復や自律神経正常化にも役に立ちます。
多く含まれる食品は、玄米・豚肉・大豆・大豆製品・卵・牛乳などです。

アリシン

アリシンは、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。発汗を促し代謝作用を高め、体を温めることも、体調不良対策になります。
多く含まれる食品は、玉ねぎ・ねぎ・にら・にんにくなどです。

クエン酸

クエン酸は、食欲をあげ、胃腸の働きを活発にする作用があります。血行促進効果もあるため、肩こりや筋肉痛の改善に期待できます。また殺菌作用もあるので、食中毒が発生しやすい梅雨の時期に、お弁当に一緒にいれると効果的です。
クエン酸はビタミンCと一緒に摂取することで効果の発揮に期待できます。
多く含まれる食品は、梅干し・酢・柑橘類、キウイフルーツ、いちごなどです。

不眠・ストレス解消効果あり:ビタミンC

ビタミンCは、ストレスから守ってくれるビタミンです。ストレス解消によって消費する副腎皮質ホルモンの合成を助ける効果があります。
多く含まれる食品は、ブロッコリー・芽キャベツ・パプリカ・ゴーヤ・キウイフルーツ・いちごなどです。

浮腫対策に効果あり:カリウム

湿度が高くなると、体の水分を汗として排泄しづらくなります。その結果、体内に水分が溜まり、浮腫症状が出るのです。カリウムには、利尿作用があり、体内の不要な水分を排泄する効果があります。冷浮腫や体のだるさを解消してくれる働きがあります。
多く含まれる食品は、バナナ・とうもろこし・冬瓜・アボカドなどの野菜類や果物や芋類、大豆・大豆製品です。

毎食たんぱく質を摂る

ビタミンB1の働きを促進させるためにも、たんぱく質の摂取は重要になります。たんぱく質は、筋肉量を維持し、体力低下を防ぐためにとても大切な栄養素です。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などに多く含まれます。これらを朝昼夕の食事で毎食1品はとるように意識しましょう。
歳を重ねると、筋肉量が少しずつ減っていきます。さらにたんぱく質摂取も不足すると、筋肉量が低下し、身体機能や認知機能が衰えている状態に陥りやすくなります。梅雨時だけでなく、一年を通してたんぱく質は摂っておきたい栄養素です。

まとめ

梅雨の時期に、体調不良になりやすい原因と対策・食事のポイントを解説しました。高齢になると、より症状が強く出る場合があります。規則正しい生活を心がけ、バランスの良い食事を摂りましょう。生活リズムを整え、質のいい睡眠をとり、梅雨の時期に負けない体にしていきます

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