2023.02.11
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たんぱく質で春の体を整える|一日60gのたんぱく質が摂れる春メニュー

季節の変わり目である春先は、体調を崩しやすい季節です。さらに新生活が始まり、慣れない環境の中で過ごすうちに、疲れやストレスが自然とたまってしまうのもこの時期です。

疲労やストレスが体に蓄積すると、感染症のリスクが高まります。春の忙しい季節を健康な体で乗り切るために、たんぱく質を意識して摂取しましょう。

この記事では、春の健康管理にたんぱく質が必要な理由や、たんぱく質と春野菜をたっぷり摂れる1日分の料理レシピを紹介します。

春の体調管理にたんぱく質を摂取しよう

春は新生活がスタートするなど、職場や家庭で環境が変化する季節です。さらに冬から春へ季節が移り変わり、寒暖差で体調を崩しやすい時期でもあります。

体調が不安定になりやすいときに、意識して摂取してほしい栄養素が「たんぱく質」です。
筋肉になるイメージが強いたんぱく質ですが、実は体の調子を整える役割もあります。たんぱく質はホルモンや酵素などの材料となることで、体の機能調整に関与しているのです。

例えば、成長ホルモンは育ち盛りの子供だけではなく、大人にとっても重要なホルモンのひとつです。筋肉や骨格、皮膚の形成を助ける、血糖値の調整に関わる、体脂肪を減らすといった働きを担っています。この成長ホルモンもたんぱく質から作られており、体が滞りなく機能するように働いているのです。

春の季節は、たんぱく質を摂取して「免疫機能」を高めましょう。免疫とは、体に入り込んだウイルスや病原菌など、異物を排除する体のシステムのことをいいます。

春は環境の変化で、疲れやストレスを感じやすい季節です。疲労やストレスがたまると、体温や内臓の働きを調整している自律神経が乱れて、免疫力が低下しやすくなります。さらに寒暖差が大きいと、体温を一定に保つためにより多くのエネルギーを使う必要があり、いつも以上に疲れて免疫力が落ちてしまうのです。

春先の疲労やストレスによって免疫力が低下すると、感染症にかかりやすくなったり、ちょっとの風邪でも症状が悪化して、長引いたりしやすくなります。免疫力が落ちてしまわないように、しっかりたんぱく質を摂取して、体の機能維持に努めましょう。

たんぱく質の働きとは

たんぱく質は糖質、脂質と並んで三大栄養素といわれるほど、体にとって大切な栄養素です。

食事から体に取り入れられたたんぱく質は、細かく分解されて、アミノ酸の形で吸収されます。アミノ酸は体の中の必要な場所へ運ばれて、たんぱく質に再合成され、肌や髪、筋肉、内臓を構成したり、ホルモンや酵素の材料に使われたりしています。

同じようにして、たんぱく質から作られる物質のひとつが、免疫力を支える免疫細胞です。侵入してきた異物を直接攻撃するもの、ウイルスに感染してしまった細胞を破壊するもの、免疫の要になる抗体という物質を作って異物を攻撃するものなど、さまざまな役割を担う免疫細胞が存在しています。これらの多様な免疫細胞が連携をとり、異物の排除にあたっているのです。

そのためたんぱく質が不足すると、免疫細胞や抗体が十分に作られず免疫力が低下し、感染症にかかるリスクが高まってしまいます。

免疫力は体温とも関係しており、体温が上がると免疫力も向上します。体温が上がると血行がよくなり、血液中の免疫細胞が体中を巡って、効果的に免疫力を発揮できるようになるためです。体の熱は筋肉で作られるので、筋肉の材料となるたんぱく質は、体温を上げるうえでも大切な栄養素なのです。

このように免疫力を高めるには、十分にたんぱく質を摂取しておく必要があります。ただし、たんぱく質さえ摂取していればよいわけではありません。糖質や脂質はもちろん、ビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素を食事からバランスよく摂ることが大前提です。筋肉を作るには、適度な運動が必要であることも覚えておきましょう。

たんぱく質60gが摂れる1日分の春レシピ

1日に必要なたんぱく質量は、体重1kgあたりおよそ1gといわれています。体重60kgの人であれば、1日に摂取すべきたんぱく質量は60gです。しかしたんぱく質60gといわれても、具体的にどのくらいの量になるのか、わかりづらいですね。

そこでたんぱく質60gが摂取できる、1日分の料理レシピを紹介します。実際に作るのはもちろん、たんぱく質60gを含む食材量の参考にもしてください。

朝:鶏ささみとスナップエンドウのシーザーサラダ たんぱく質21.6g

【材料】(一人分)

鶏ささみ肉:1本
スナップエンドウ:4個
レタス:2枚
温泉卵:1個

<ドレッシング>
マヨネーズ:大さじ1
牛乳:大さじ1
レモン汁:小さじ1
おろしにんにく:小さじ1/4
粉チーズ:小さじ2
黒こしょう:少々

【作り方】

1.スナップエンドウの筋を取り除く。レタスを食べやすい大きさにちぎる。

2.塩少々(分量外)を加えた湯で、スナップエンドウを2分程ゆでる。スナップエンドウをすくい上げて、冷水につけて冷ます。

3.2の水気を切って、2等分になるよう斜めに切る。

4.鶏ささみ肉の筋を取り除く。3と同じ湯を沸騰させて、鶏ささみ肉を入れる。再び沸いてきたら、鍋にふたをして火を止め、5分程おいて火を通す。

5.鶏ささみ肉をざるに上げる。冷めたら水気を軽く拭き取り、手でほぐす。

6.<ドレッシング>の材料をよく混ぜ合わせる。

7.鶏ささみ肉、スナップエンドウ、レタスを皿に盛り付け、温泉卵をのせて⑥をかける。

高たんぱく質な鶏ささみ肉や、たんぱく質以外の栄養も豊富に含まれる卵を活用した、栄養たっぷりでボリューム感のあるサラダのレシピです。春に旬を迎えるスナップエンドウの、甘みと食感を楽しんでください。

朝:豚肉と春キャベツのペペロンチーノ たんぱく質25.4g

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【材料】(一人分)

豚ロース肉:50g
春キャベツ:1/8個
にんにく:1/2片
スパゲティ:100g
輪切りとうがらし:適量
顆粒コンソメ:小さじ1/3
しょうゆ:小さじ1
塩、こしょう:少々
オリーブオイル:大さじ1

【作り方】

1.大きめの鍋にたっぷり湯を沸かしておく。にんにくをみじん切りにする。春キャベツと豚ロース肉を食べやすい大きさに切る。

2.フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくと輪切りとうがらしを入れて火にかける。にんにくが泡立ってきたら弱火にして、香りが立つまで加熱する。

3.豚ロース肉を②のフライパンで焼き、肉の色が変わったら春キャベツを加えて炒める。

4.鍋に沸かした湯で、スパゲティを袋の表示通りの時間ゆでる。

5.ゆで上がったスパゲティを③のフライパンに加える。顆粒コンソメとしょうゆを加えて、全体を混ぜ合わせ、塩、こしょうで味を整える。

たんぱく質は豚肉だけではなく、スパゲッティにも意外と多く含まれています。上手に食事に取り入れて、たんぱく質摂取に活用してください。

夜:さわらとたけのこの煮付け たんぱく質19.0g

【材料】(一人分)

さわら:1切れ(80g)
たけのこ(水煮):50g
生わかめ:10g

<煮汁>
だし汁:200cc
酒:大さじ1
みりん:大さじ1
しょうゆ:大さじ1/2
塩:小さじ1/3

【作り方】

1.たけのこを薄切りにする。生わかめを食べやすい大きさに切る。

2.さわらに塩少々(分量外)を振って5分ほど置き、出てきた水気を軽く拭き取る。

3.鍋に<煮汁>の材料を合わせて煮立てる。さわらとたけのこを加えて落としぶたをして、5分ほど煮込む。

4.落としぶたを取り、生わかめを加えてさっと煮て、器に盛り付ける。

水煮たけのこは手軽に調理に使えて便利ですが、手に入れば下ゆでした生たけのこを使ってもかまいません。脂質が少なく高たんぱく質な白身魚を合わせれば、たけのこの風味を活かした上品な一皿に仕上がります。

たんぱく質で免疫力を高めよう

肌や筋肉のもとになるだけではなく、免疫細胞や抗体の材料としても使われるたんぱく質は、免疫力の向上に不可欠な栄養素です。また体温を上げて免疫力を高めるためにも、たんぱく質をしっかり摂取する必要があります。

1日3回の食事の中でまんべんなくたんぱく質を摂取すれば、必要量を満たすことは難しくありません。多くの人にとって新年度が始まる大事な春。健康な体で乗り切れるよう、意識してたんぱく質を食事に取り入れてください。

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