2021.11.08

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ダイエットを成功させるにはタンパク質の摂取が重要!理由や注意点について解説

ダイエットを成功させるにはタンパク質の摂取が重要!理由や注意点について解説

昨今、健康やダイエットに関心を持つ人が増えています。ダイエットを成功させて、健康的なスタイルを実現するためには、タンパク質を意識して摂取することが重要です。この記事では、ダイエットにタンパク質が欠かせない理由や注意点を解説します。タンパク質を多く含む食品や、食べ方を工夫するポイントも紹介します。ぜひ役立ててください。

タンパク質はダイエットに必要不可欠

ダイエットを行う上で、タンパク質の摂取は欠かせません。ここでは、必要な理由や不足するとどうなるかを解説します。

タンパク質が必要な理由とは

タンパク質は、筋肉や骨など、体のさまざまな部分を形成するために必要な栄養素です。タンパク質をしっかり摂取することで基礎代謝量が上がり、脂肪が燃焼しやすい体になります。健康的にダイエットを行うためには、タンパク質は欠かせません。

タンパク質不足はダイエット効果が低下する

タンパク質が不足すると筋肉量や基礎代謝が減るため、脂肪燃焼の効果が低下します。誤った食事制限で、ダイエットに必要なタンパク質が不足すると痩せにくくなります。筋肉はエネルギー消費が高いため、増やすことで効率よく基礎代謝を上げられるからです。リバウンドもしにくくなります。

五大栄養素とは

ダイエットでは、タンパク質を含むさまざまな栄養素を、バランスよく摂取することが大切です。五大栄養素とは、生きていくうえで体に必要な栄養素で、以下の5つに分類されます。

【タンパク質】 筋肉や臓器などをつくる。
【炭水化物】 糖質で構成されて、体を動かすエネルギーになる。
【脂質】 エネルギーの他に、細胞膜の成分やホルモンの材料にもなる。
【ミネラル】 無機質とも呼ばれ、体を構成する。
【ビタミン】 タンパク質や脂質、糖質の働きを助ける。

ダイエット中にタンパク質を摂取するメリット

タンパク質をしっかり摂取すると、ダイエット効果を高められるといわれています。ここでは、タンパク質を摂取する4つのメリットを解説します。

1)食欲を抑制できる

タンパク質を豊富に摂取すると、CKK(コレシストキニン)というホルモンが、十二指腸や小腸から分泌されるため、食欲を抑えられます。CKKは、別名「満腹ホルモン」といわれ、満腹感が得られやすくなる効果があります。

2)脂肪になりにくい

タンパク質は栄養素のなかでも脂肪になりにくい性質のため、ダイエットに適した栄養素です。しかし、過剰な摂取は脂肪となり、体内に蓄積する可能性があります。食べ過ぎないように注意してください。

3)中性脂肪を分解する手助けをしてくれる

血液中の脂肪である中性脂肪が増えると、動脈硬化になりやすいだけではなく、皮下脂肪や内臓脂肪となり、ダイエットの効果が低下します。タンパク質を摂取すると、小腸などからCKKが分泌されます。CKKは、リポタンパク質リパーゼという分解酵素を活性化させるため、中性脂肪を分解する手助けをして、皮下脂肪や内臓脂肪を蓄積しにくくします。

4)筋肉量と基礎代謝量が増えて脂肪が燃えやすくなる

タンパク質は筋肉のもとです。しっかり摂取することで筋肉量が増えて基礎代謝が上がるため、脂肪が燃焼しやすくなります。魚介に含まれる「DHA」や「EPA」、牛肉の赤身やラム肉に含まれる「カルニチン」は、脂肪燃焼を促進する効果が期待できます。

ダイエットや健康によい食べ方とは

ダイエットや健康に効果のある食事は、食材や栄養素に気を付けるだけでなく、摂取する量やタイミングも大切です。ここでは、朝・昼・夕の食事ごとに、おすすめの食材や栄養素、食べ方について解説します。

朝食は魚や卵をメインに、糖質・脂質も摂取する

朝食では、魚や卵などのタンパク質をメインに摂取してください。魚は低カロリーで高タンパクなものが多く、卵はタンパク質とビタミンDが豊富な食材です。タンパク質には、トリプトファンというアミノ酸が含まれています。トリプトファンは、体内時計を調節して、ストレスを緩和する働きがあります。朝食は、朝7時ごろに食べると、体内時計がリセットされて、すっきりと目覚められます。

糖質と脂質の摂取も大切です。糖質は、血糖値を上げるだけではなく、ビタミンなどの補給にも必要です。脂質は、体を動かすために必要なエネルギーになるため、調理油やドレッシングなどで摂取しましょう。脂ののった魚やツナ缶などは、高タンパクで脂質も摂取できるため、特におすすめです。

昼食にはビタミンBの多い赤身肉や魚を食べる

昼食には、ビタミンBを多く含む豚肉や赤身肉、魚のメニューをおすすめします。ビタミンBは、糖質や脂質をエネルギーに変えるため、ダイエット中には特に欠かせない栄養素です。脂質は、中和脂肪酸を積極的に取り入れましょう。中和脂肪酸は、通常の調理油よりも、エネルギーになりやすい特徴があります。ココナッツオイルや牛乳に多く含まれています。

昼食から夕食までは時間も長いため、ボリュームのある昼食を摂りましょう。おすすめは、定食やランチセットです。主食・主菜・副菜が揃って、バランスよく栄養摂取できるものが多く、ボリュームもあります。

夕食は、脂質の低いタンパク質メニューがおすすめ

夕食では、脂質の低いタンパク質を中心としたメニューにしましょう。脂質の低いタンパク質は、白身魚やサーモン、鶏胸肉やささみ、豆腐などです。夜22時から深夜2時の4時間は代謝も落ちて、消化酵素の働きも悪くなります。寝る前にカロリーが高い食事をとると、脂肪を溜め込む原因になるため、20時くらいまでに夕食を済ませましょう。

万が一、夕食が遅くなる時は分食がおすすめです。18時前後にタンパク質を中心に摂り、帰宅後に消化のよい野菜中心のメニューが理想です。食事を抜くと栄養不足になるだけではなく、代謝が落ちて太りやすく痩せにくい体になるため、注意しましょう。

ダイエットにおすすめ!タンパク質が多い食材とは

タンパク質が豊富で、ダイエットに適している食材を紹介します。カッコ内の数字は、100gあたりのタンパク質含有量です。参考にしてください。

< 魚介 >
低脂肪高タンパクの食材を摂取したい人には、白身魚がおすすめです。赤身魚は白身魚よりも脂質が多めですが、良質な脂が豊富に含まれているため、ダイエット中も安心して摂取できます。

・イワシ丸干し(45.0g)
・すけとうだら すきみだら(40.5g)
・かつお 春獲り 生(25.8g)
・しろさけ 生(22.3g)
・まだい 養殖 焼き(22.7g)

< 肉 >
タンパク質を多く含むのは、赤身肉です。魚介と比較すると脂質は多いものの、赤身肉には、鉄や亜鉛などのミネラルが豊富です。

・ビーフジャーキー(54.8g)
・鶏胸肉 皮なし 焼き(38.8g)
・鶏肉のささみ 焼き(31.7g)
・牛もも肉 焼き(28.0g)
・豚肉のロース 焼き(26.7g)

< 豆類 >
豆類には植物性タンパク質が含まれています。大豆は、豆類のなかでも高タンパクな食材です。大豆を使用した食品は多く、納豆やきなこでは、ミネラルやビタミンも摂取できます。

・きな粉(36.7g)
・油揚げ 生(23.4g)
・納豆 糸引き (16.5g)
・湯葉 生(21.8g)
・あずき ゆで(8.6g)

< 乳製品・卵 >
乳製品や卵は、手軽にタンパク質を摂取できる食材です。特に卵は栄養素が豊富で、腹持ちもよいため、ダイエットに向いています。乳製品は脂質の摂りすぎにならないよう注意しましょう。

・パルメザンチーズ(44g)
・卵黄 生(16.5g)
・ゆで卵(12.5g)
・普通牛乳(3.0g)
・ヨーグルト全脂無糖(3.6g)

参照:文部科学省食品成分データベース

タンパク質を意識したダイエットの注意点

ダイエットの成功には、タンパク質の摂取が大切です。ここでは、気をつけるべきポイントを5つ紹介します。

1.タンパク質を摂取しすぎてカロリーオーバーにならないようする

タンパク質を過剰に摂取すると、カロリーオーバーになり体重の増加につながるだけではなく、体調を崩す可能性もあります。動物性のタンパク質ばかりを摂取すると、悪玉菌の栄養となり、腸内環境の悪化や内臓疲労をおこし、便秘や下痢の原因にもなります。また、過剰なタンパク質は、腎臓にも負担がかかり、むくみの原因になることもあるため、注意してください。

2.動物性・植物性両方のタンパク質を摂る

タンパク質は、動物性・植物性の両方を摂取してください。それぞれに含まれていない栄養素を、バランスよく摂取できるため、ダイエットや健康の向上が期待できます。例えば、動物性のタンパク質は、筋肉を合成する力が強い、必須アミノ酸を含んでいます。植物性のタンパク質にはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なため、消化や便通が促されます。

3.バランスよくさまざまな栄養を摂る

健康的にダイエットを行うには、さまざまな栄養素をバランスよく摂取しましょう。タンパク質だけを意識して過剰に摂取すると、栄養が偏って栄養失調になり、体調を崩す可能性があります。タンパク質を意識しながら、糖質や脂質、ビタミンなどの栄養素を、バランスよく食事に取り入れることが重要です。

4.水分不足にならないようにする

ダイエットでは、水分もしっかり補給してください。分解されたタンパク質には、窒素が含まれているため、体液と共に老廃物として体外へ排出する必要があります。しかし、体内の水分が不足すると、老廃物が排出されにくくなります。ダイエットの効果に影響するだけでなく、むくみや脱水症状といった不調の原因にもなるため、水分はたっぷり摂りましょう。

5.タンパク質の摂取とエクササイズはセットにする

ダイエットを成功には、タンパク質の摂取だけではなく、エクササイズを行うことが大切です。これら2つをセットにすることで基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼して、痩せやすい体になります。より効果を高めるには、エクササイズ後30分以内に、タンパク質を摂取してください。エクササイズで疲労した筋肉の回復や増量が期待できます。

まとめ

ダイエットを成功させるためには、タンパク質の摂取が重要です。基礎代謝量を上げて、脂肪が燃焼しやすい体をつくるためにも、適度なタンパク質を摂取してください。また、バランスのよい食事や水分の摂取、エクササイズも意識して行いましょう。タンパク質を上手に摂取して、健康的なスタイルを手に入れてください。

魚肉たんぱく研究所は、鈴廣かまぼこが運営するWebサイトです。「お魚たんぱくで世界を健やかにする」ことを目標に、魚肉たんぱくの魅力を日々発信しています。魚のタンパク質は、低脂質で高タンパクなので効率よく良質なタンパク質を摂取することができます。ダイエットを行う人は、お魚を取り入れた食事をおすすめいたします。

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