小田原かまぼこ鈴廣「今伝えたいこと」vol.2

かまぼこのたんぱく質は、体づくりに理想的なアミノ酸バランス100点満点の理想形

かまぼこのたんぱく質は、体づくりに理想的

新型ウイルスの影響下、外出自粛に伴い家で過ごす時間が多くなっています。
毎日の食事で栄養バランス考えるのは難しいけれど、食卓に「かまぼこ」を加えれば日本人のたんぱく質不足は気軽に解消できます。

誰もが健康に過ごしてもらいたい今だからこそ、小田原かまぼこ鈴廣から、「かまぼこ」の食材としての実力をお伝えします。

なぜ、かまぼこが最強の食材と言えるのか

 それには少し詳しい話が必要です。
食べたかまぼこは、噛んで食道を通過して胃で消化されると、タンパク質の塊からペプチド状に消化・分解されます。

そこからさらに腸に来たときには体内でさまざまなアミノ酸に分解され体内に吸収されるようになります。

 吸収されたアミノ酸は体内でタンパク質となり、体の至るところにいきわたり、体の成長へと変化していきます。そうです、タンパク質は体を作る上で必要な栄養素なのです。

 しかし体内では、人の体に必要な20種のアミノ酸を組み合わせて、筋肉や内臓、血液などになるたんぱく質をつくりますが、20種のアミノ酸のうち9種類は体内ではつくられず、食べ物からしか取ることができません。

この9種のアミノ酸を「必須アミノ酸」と言いますが、含まれる種類や量は食材によりまちまちです。

その中で、9種がバランスよく含まれる食材の代表こそが、魚肉でつくられる「かまぼこ」なのです
バランスを数値化した“アミノ酸スコア”は 100点満点で、理想的なアミノ酸バランスをもち、健康な体づくりに理想的な食べものだといえます。

魚を食べずとも、良質の魚肉タンパク質が得られる

家で料理をすることが日常化している今、毎日の食事で体を丈夫にしたい。

でも、毎回栄養のバランスを考えて料理するのは容易ではありません。
そんなときに便利なのが、魚肉タンパク質が豊富な「かまぼこ」です。
タンパク質不足に加え、家庭で魚料理離れが進んでいるいま、鮮魚を加工して作る「かまぼこ」は、魚を調理せずとも良質の魚肉タンパク質が得られる、健康で強い体を作るのに最強の食材なのです。

かまぼこづくりを通して、人と環境を健やかにしたい

「食べて健康になる」ということのみならず、「かまぼこ」をつくるのに欠かせない海、山、大地、そして働く人の環境も健やかにしたい。

例えば、「鈴廣かまぼこ」に欠かせない水は、箱根丹沢連山からの豊かな地下水ですが、これを守るには、足柄平野の北西部にある山林の手入れが必要。
木を植えるなどの活動は会社として長年積極的に行われています。

自然が与えてくれた恵を無駄にせず、かまぼこを通じて人も自然も健やかにしたい」という鈴廣の想いをかまぼこに込めています。

■鈴木智博 プロフィール
平成生まれ。鈴廣蒲鉾の長男として育つ。大学卒業後、商社へ入社。世界中に魚を買い付けに行き、水産のダイナミズムを学ぶ。2015年にかまぼこの伝統を継ぐために鈴廣へ入社。現在はマーケティング部を担当し、かまぼこ市場をどう作っていくか奮闘中。また、日本の伝統の味を受け継ぎ伝えていくユニット「Handred」の一員としても活動している。

■Handred
http://www.handred.net/

■twitter : かまぼこ王子 美味しい厚さは12mm、私の好みは13mm
https://twitter.com/tomohi0420/

photographs by Hiyori Ikai

 

(Vol.1「毎日の食事で強い体をつくるなら、「かまぼこ」は最強の味方」の記事もチェックする)

「今伝えたいこと」vol.1はこちら

この記事を書いた人

馬田草織

編集者・ポルトガル料理研究家。料理雑誌などで編集者・ライターとして活躍するかたわら、自宅でポルトガル料理教室を主宰。Web「cakes」にてお酒に合うポルトガル料理を紹介する「ポルトガル食堂」を連載中。
近著『ムイトボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)など著書多数。

http://badasaori.blogspot.com/

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