還暦祝いの相場はいくら?喜ばれるプレゼントや食事会についても徹底解説

「還暦を迎える義理の親や恩師・上司がいて、何かお祝いしたいが相場が分からず困っている」「還暦は特別な日なので、何か特別なプレゼントをしてあげたい」、という方はいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、還暦の意味や相場、贈ると喜ばれるプレゼントや食事会についても紹介しています。

還暦祝いの計画を立てる際の参考にしてみてください。

還暦のお祝いとは

還暦のお祝いは、満60歳でおこなわれる長寿のお祝いです。とはいえ、現在では60歳でも働いている方が多いため、長寿よりも「人生の節目」「新たな人生のスタート」をお祝いする意味合いが強いです。60代でおこなわれるお祝いには、満65歳で祝う録寿(ろくじゅ)、満69歳で祝う古希(こき)があります。最近は、還暦ではなく、古希に長寿のお祝いをすることも多いです。

還暦の相場はいくら

還暦祝いとしてお祝い金を渡す人もいれば、プレゼントを渡す人もいるでしょう。以下は、それぞれの相場について、「父・母」「兄弟姉妹」「恩師・上司」に分けて表にしたものです。

 

父・母

兄弟姉妹

恩師・上司

現金

30,000円~50,000円

5,000円~10,000円

5,000円~20,000円

プレゼント

10,000円~10万円

10,000円前後

5,000円~10,000円

 

お祝い金として贈る場合の相場・注意点

お祝い金の相場を父母・兄弟姉妹・恩師や上司など目上の方に分けて紹介し、「祝儀袋の選び方・書き方」について解説します。

お祝い金の相場はいくら?
父母にお祝い金を贈る相場は30,000円~50,000円、兄弟姉妹の場合は5,000円~20,000円、恩師や上司の場合は5,000円~20,000円となっています。

一方で、恩師や上司など目上の方に現金を贈るのは失礼にあたるとされています。また、60歳でまだ働いている人が多く、贈り物としての現金はあまり好ましくありません。本人が希望される場合のみ、現金にします。ただし現金だけというのは失礼でそっけないので、お花やメッセージを添えることをおすすめします。

祝儀袋の選び方
水引は紅白の蝶結びを選びます。金銀の水引を使うこともありますが、還暦は本来「生まれたときに戻る」という意味が強いので、還暦の象徴の色である赤が入った水引を選びましょう。地域によっては蝶結びの代わりに花結びを選ぶ場合もあります。また、祝儀袋は包む金額によってふさわしいものを選ぶ必要があります。10,000円前後なら熨斗と水引が印刷されている祝儀袋で構いませんが、20,000円以上包む場合は少し豪華な祝儀袋を用意します。

祝儀袋の書き方
祝儀袋に文字を書く際は、太く黒い筆ペンなどを使います。表書きは「御祝」「祝還暦」「還暦御祝」と書くのが一般的です。その下に、表書きよりもやや小さい字で苗字またはフルネームを書きます。連名の場合は役職・年齢が上の人を右から書き、夫婦など男女連名の場合は、男性の名前を右に、女性の名前を左に書きます。また、4人以上の名前を書く場合は、代表者の名前のみを書き、その横に「他一同」と書き加えます。

プレゼントとして贈る場合の相場・注意点

プレゼントを贈る場合の相場・注意点を、父・母・兄弟姉妹・恩師や上司など目上の方に分けて解説します。

■父に贈る場合

相場
プレゼントの相場は10,000円~10万円です。家族の場合は、お祝いの食事会をすることも多いため、その場合は食事会とプレゼントの合計金額が予算以内に収まるようにしましょう。

選び方
父親へのプレゼントは、本人の趣向や趣味に合ったものを選ぶようにしましょう。

具体例
お酒好きなら日本酒やワイン、釣りが趣味なら釣り道具などが喜ばれます。お酒のラベルに名前やメッセージを入れたり、道具をオーダーメイドして世界に一つだけのプレゼントにしたりすると喜ばれます。また、時計、財布などの小物も実用的でプレゼントにおすすめです。

NGなもの
「老い」を感じさせる物は嫌がられる可能性があるので、極力避けましょう。

■母に贈る場合

相場
プレゼントの相場は、父の場合と同様に10,000円~100,000円です。お祝いの食事会も開く場合は、食事会とプレゼントの合計金額が予算以内に収まるよう計画を立てましょう。

選び方
母親へのプレゼントは、趣味や好みにあった、実用的なものがおすすめです。赤が入ったものをあげるのもよいでしょう。

具体例
母親の趣味や好みがわかっていれば、それをもとに選ぶとよいですが、わからない時は花束なども喜ばれます。赤いバラは母親への還暦祝いとして定番です。また、赤いバッグや赤が入ったアクセサリーなど、ファッションに関係するプレゼントも喜ばれます。

NGなもの
プレゼントを贈る際は、「死」や「苦」を連想させるものを選ばないように気をつけましょう。例えばシクラメンは、名前に「死」「苦」の語呂が入っているため縁起が悪いです。また、椿は花が落ちることから「首切り」のイメージがあるため、選ばないようにしましょう。

■兄弟姉妹に贈る場合

相場
相場は10,000円前後です。兄弟姉妹の場合は気持ちが伝わればよいので、金額はあまり関係ありません。食事会をするだけで十分で、プレゼントはなくてもよいでしょう。

選び方
兄弟姉妹に贈るプレゼントは、あまり気を遣わず、気持ちが伝わるものを選びます。

具体例
趣向に合ったものをプレゼントするのもおすすめです。例えば相手が野球好きなら、野球の観戦チケットを贈るなどです。

■恩師や上司に贈る場合

相場
相場は5,000円~10,000円です。特別にお世話になった方に贈る場合は30,000円前後とされています。お世話になった度合いにもよりますが、あまり高額のプレゼントを贈ると、かえって気つかわせてしまうことがあるので、気をつけましょう。

選び方
恩師や上司に贈るプレゼントは、趣向に合ったものを、そうでない場合は食べ物などの消耗品を選ぶとよいでしょう。

具体例
趣向にあったものとしては、ゴルフ好きなら帽子のような小物、花束や食べ物のような消耗品もおすすめです。

NGなもの
靴下・下着など名前に「下」がつく物は「見下す」という意味合いが強いため避けましょう。また、スリッパのような履物は「踏みつぶす」という意味があるため選ばないようにしましょう。

還暦祝いの食事会をする際の相場・注意点

還暦祝いの食事会をする場合の相場・気を付けるべきポイントを解説します。

■自宅でおこなう?レストランに行く?

自宅でおこなう
自宅でお祝いの会をする場合、参加者全員分の食事を用意する必要があります。自宅だと周囲を気にせずに過ごせるので、小さい子供がいる場合は自宅でお祝いするのがおすすめです。しかし、すべてを手作りするのは大変で、後片づけも必要となります。出前をとるなどにすると負担を減らせるのでおすすめです。

レストランに行く
レストランでお祝いの会をする場合、還暦祝い専用のコースがあることが多いため、メニューを考える必要がありません。小さい子供がいる時は、個室のあるレストランを選び、予約すれば安心です。家でお祝いするよりも手間がかからないのでおすすめです。

■食事会の予算・相場はいくらくらい?

自宅で行う場合
自宅で還暦祝いの食事をおこなう場合、一人当たりの相場は3,000円~5,000円です。参加者が8人だった場合、全体で24,000円~40,000円の予算となります。この中で食事や飲み物を用意します。

レストランに行く場合
レストランでお祝いする場合、一人当たりの相場は5,000円~10,000円です。料理以外の飲み物代も考慮しておきましょう。

■食事会をした時のプレゼントはどうする?

お祝いの食事会をした場合、プレゼントは高額なものでなくても構いません。食事会がメインとなるため、食事会の予算を決めた後にできる範囲でプレゼントを決めます。花束や、消耗品だけでも十分気持ちは伝わります。

まとめ

還暦祝いのプレゼントやお祝い金の相場は、誰に渡すか・親密さによってさまざまです。また、お祝いの会を設けた場合、プレゼントは花束や消耗品で十分です。古くからお祝いごとの贈り物として利用されている紅白かまぼこなどもおすすめです。

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