【かまぼこのお供に】Suzuhiro Sounds 7月編

Suzuhiro Sound 7月「 文月(ふみつき)」の楽曲ご紹介

皆様、こんにちは。こんばんわ。

「かまぼこのお供に音楽を」をコンセプトに音楽セレクトを担当しています、fountain 2 fountainのスズキショーンショウスケです。

さて、夏至も過ぎ、いよいよ本格的な暑い夏がやってきます。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

今月は旧暦の「文月 (ふみつき)」。語源が七夕にあるとする説では、短冊に和歌や願い事を書くことから文被月(ふみひろげづき)、そして「文月」になったとしています。七夕は奈良時代に中国から日本に伝わったと言われていますが、万葉集に七夕を詠んだ和歌が多く編纂されています。

ここで万葉集の夏の和歌を一首。
「夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものを」
(現代語訳:夏の野の草が茂っているなかに咲く姫百合のように、恋する人に知られずに恋焦がれているのは辛いもの

この夏の恋を詠んだのは 大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)という女流歌人。1400年以上前の和歌の風景や感情をいまも想像できるのは不思議です。さて、奈良時代の女性歌人の和歌に心を寄せたところで、今月は80年代から90年代にリリースされた女性ボーカルの楽曲に目を向けてみます。印象的な電子音、その上に合わさるスチールパンやピアノ、トラペット、そしてファンキーなバンド演奏がとてもユニークで、その時代を象徴する音がそれぞれの楽曲にたくさん散りばめられています。女性ボーカルの透き通った歌声や個性のある歌声も魅力的です。スカッと心も身体も踊りたくなる気分になることでしょう。リスナーの皆様の中には懐かしいと感じられる方もいらっしゃるかと思います。一方で、いま改めて聴くとこの時代の音楽を新鮮に感じる方もいらっしゃるのかなと思います。

鈴廣のオンラインショップでは、「冷やしおでん 涼よぶ食卓セット」が発売されております。かまぼこや海老などを出汁のジュレで召し上がっていただく「冷やしたおでん」に、板かまぼこやえび入りの揚げかまぼこ、つるりとおいしい「浜の月」が入っています。私は季節限定の「足柄ヴァイツェン」というフルーティで未濾過の白ビールとともに味わう予定です。

さっぱりとしたかまぼこと、スカッとした音楽で、暑い夏を爽やかにお過ごしください。

来月もここでお会いしましょう。

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スズキショーンショウスケ

トラックリスト

トラックリスト:

1.セシールの雨傘 – 飯島真理
2.Wonderland 夕闇 city – 二名敦子
3.Wander – 障子久美
4.雨 – 石黒ケイ
5.What’s Love? – 岩崎良美
6.Rainy Driver – 当山ひろみ
7.さよなら休日 – 伊藤美奈子
8.風は海から – 岡村孝子
9.夜が終わる時 – 秋元薫

6月のトラックリストはこちら

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2018年に発足
時間、場所、そして季節に合わせた音楽セレクトとプロデュースを行う音楽レーベル
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