【かまぼこのお供に】Suzuhiro Sounds 6月「雨音の合間に。アストラッド・ジルベルト」

Suzuhiro Sound 6月「水無月」2025

皆様、こんにちは、こんばんは。
「かまぼこのお供に音楽を」をコンセプトに音楽セレクトを担当しています、fountain 2 fountainのスズキショーンショウスケです。

梅雨の季節がそう遠くないことを肌で感じるようになりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

雨の時期に入るとすっきりしない日々が続き、どこか憂鬱な気持ちになる時期ではありますが、そんな時は日本から約12,000kmも離れた南米で生まれた音楽を聴いてみましょう。

今月はブラジル出身のジャズ/ボサ・ノヴァ歌手のアストラッド・ジルベルト氏に焦点を当てます。同氏は1940年に生まれ、大都市リオデジャネイロ育ちました。59年に”ボサノヴァの父”とも呼ばれるジョアン・ジルベルトと結婚。63年にはアメリカへ渡米し、翌年64年にはジョアン・ジルベルトやスタン・ゲッツらとの共演作「ゲッツ/ジルベルト」の中で歌手としてデビューを果たします。同アルバムの中に収録されていた「イパネマの娘」がシングルカットされて世界中でヒットすると、彼女は一躍スター歌手に。その後も、「ゲッツ・オー・ゴー・ゴー」「ジャングル」などの数多くのアルバムを世に送り出しました。
彼女のささやくような歌声とコンガなどの打楽器が陽気さを演出するサンバ調の楽曲も、しっとりとしたボサノヴァの楽曲も曇り空と相まって心地よく聴けると思います。

また、今回のプレイリストには「イパネマの娘」を本人が日本語で歌ったバージョンも追加しましたのでお忘れなくお聴き下さい。日本語とボサノヴァの見事な融合です。

それでは、来月もここでお会いしましょう。

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スズキショーンショウスケ

トラックリスト

1. Here’s That Rainy Day – Astrud Gilberto, Water Wanderley
2. Wanting Things – Astrud Gilberto, Stanley Turrentine
3. O Morro (Não Tem Vez) – Astrud Gilberto
4. Wailing Of The Willow – Astrud Gilberto
5. The Sea Is My Soil – Astrud Gilberto
6. Gingele – Astrud Gilberto
7. Zigy Zigy Za – Astrud Gilberto
8. General da Banda – Astrud Gilberto
9. The Girl From Ipanema (Japanese Version) – Astrud Gilberto
10. White Waves – Astrud Gilberto
11. Tu Mi Delirio – Astrud Gilberto, Water Wanderley
12. Touching You – Astrud Gilberto
13. Here, There And Everywhere – Astrud Gilberto

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2018年に発足
時間、場所、そして季節に合わせた音楽セレクトとプロデュースを行う音楽レーベル
Instagram: https://www.instagram.com/fountain_2_fountain/

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