「板わさをたのしむ in浅草」参加店でいただく、鈴廣のかまぼこ ~うなぎ小柳~

2022年12月10日(土)から開催されている「板わさをたのしむin浅草」。浅草エリアにある多彩な飲食店で「鈴廣のかまぼこを使ったお料理」を味わえる期間限定のキャンペーンです。今回は、参加店のひとつ「うなぎ小柳」を訪問。五代目にあたる若女将・田熊容子(たぐま・やすこ)さんに、お店の歩みや特色、鈴廣のかまぼこを選ぶ理由や、板わさにぴったりの日本酒などについて語っていただきました。

キャンペーン期間中、うなぎ小柳さんでは
「鈴廣の記事見ました」と言っていただいたお客様に板わさ一皿プレゼント企画実施中!
この機会にぜひ、うなぎ小柳さんをご利用ください!
※令和5年2月28日まで

女性一人でも気軽に入れる雰囲気を大切に

―― うなぎ小柳さんは、大正時代から営業されているそうですね。
当店は1926(大正15年)、私の曾祖父が創業しました。店を取り仕切るのは女将である私の叔母で、私は5代目にあたります。昔からおいでくださる常連さんのほか、浅草は観光地ですから初めてのお客さまもいらっしゃいますね。目指しているのは、女性が一人でも入りやすい雰囲気のお店。若い女性もよく訪れてくださいますよ。

―― 受け継いできた味を守るために、どんなことに気をつけてらっしゃいますか?
新鮮な食材を、新鮮なうちに調理してお客さまにお出しすることです。とくにうなぎは生き物ですから、鹿児島や宮崎、愛知など、全国各地からその時々に良い品質のものを仕入れています。そして、調味料はできるだけ変えないことも意識しています。

 

鈴廣のかまぼこに、吉野杉の香りに満ちた樽酒を

―― 鈴廣のかまぼこを選んでいただいている理由もお聞かせください。
じつは、当店のお品書きにはもともと板わさはありませんでした。7-8年ほど前に、すぐ提供できるお酒のつまみとして板わさを始めてみようということに。名が知れているメーカーで、河岸で勧められたのもあり、鈴廣を選びました。

鈴廣のかまぼこは、他社とは食感が全然違いますし、お魚の豊かな味わいも感じられます。きちんとした原料を使っているのがわかるので、安心してお客さまに提供できますね。うな重の前のおつまみとして、お酒を楽しまれる方からよく注文いただいています。

以前、お酒を飲んで談笑されていたお客さまが、板わさを口に運ぶと話を止めて、「うまいね、これ」とかまぼこの話をし始めたのを覚えています。やっぱり、わかる人にはわかる味なんだと思います。

――ありがとうございます。板わさにオススメのお酒はありますか?
浅草寺の山号を冠した樽酒「金龍山」です。吉野杉でつくった樽に貯蔵しているので、爽やかな杉の香りを楽しめます。これを召し上がった方は、リピーターになることが多いですね。それに、杉樽由来の成分には口の中の油を流し、食材の旨みを増強させる効果があるので、かまぼこのおいしさが引き立ちます。

職人が朝仕込んだばかりのうなぎを、その日のうちに

――小柳さんといえば鰻重ですが、うなぎがとてもふっくらしていて柔らかいですね。
おいしいうなぎをお出しするため、当店はつくりおきや冷凍を一切しません。使用しているのは、その日朝仕入れた生のうなぎ。職人が1本ずつ裂いて、手作業で竹串を打っていきます。うなぎの身は硬いので、機械を使って鉄串を打つのが一番効率的ですが、手で竹串を打ったほうが調理したときにふっくら柔らかになるんです。その後白焼きにしておいたものを、注文が入ったら蒸して焼き、できたてを提供しています。

―― お値段もリーズナブルですよね。旨みが詰まった肝吸いも、110円とは驚きです。
お客さまには何度も来店してうなぎを楽しんでいただきたいので、価格については努力をしています。肝吸いの値段は何十年も変えていません。
お昼は混雑して並んでお待ちいただくことも多いのですが、「おいしかった」「来てよかった」「また来るね」とおっしゃっていただけるのが嬉しいですね。

いつ来ても発見がある 新陳代謝する街・浅草

―― 浅草という街の良いところを教えてください。
浅草は歴史ある街で、代々受け継いできた暖簾をしっかり守っている名店が多くあります。手ぬぐいや銀製品など、「本物」に出会えるお店ばかり。当店のような飲食店もそうですが、昔ながらの変わらない雰囲気を持ったお店は、安心感もありますよね。
その一方で、浅草はどんどん新しくなっている街でもあります。常に新陳代謝しているので、若い人が遊びに来ても楽しく過ごせます。

―― 伝統と革新、両方の要素が詰まった街なんですね。最後に、読者のみなさんにひとことお願いします。 
ぜひ一度足をお運びいただいて、ゆっくり浅草を歩いていただきたいと思います。観音様(浅草寺)や仲見世を中心に、1日を過ごすのにちょうど良い規模の街ですし、演芸ホールでの寄席や新春浅草歌舞伎など、芸能を楽しめるのも魅力。何回来ても新しい発見があります。浅草においでの際は、ぜひ当店でお酒やうなぎを召し上がっていってください。

気さくにインタビューに応じてくださった田熊さん。そのお話からは、お客さまにおいしいものを提供したいという信念や、古さと新しさが調和する浅草の街への愛情を感じました。「板わさをたのしむin浅草」では、浅草を代表する飲食店にて、個性豊かなかまぼこ料理を味わえます。みなさんもぜひ、足を運んでみてくださいね。(開催は2月28日(火)まで) 

 

■店舗情報
うなぎ小柳
〒111-0032 東京都台東区浅草1-29-11(東京メトロ銀座線 浅草駅1番出口・東武スカイツリーライン 浅草駅正面改札より徒歩約4分/都営浅草線 浅草駅A4出口より徒歩約5分)

TEL :03-3843-2861
営業時間 :月〜土11:30~14:00(L.O. )/16:00~20:00 (L.O. ) 
                      日・祝11:30〜20:00(L.O.)
※新型コロナウイルス感染拡大状況により変更の場合あり
定休日   :木曜(祝日を除く)

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