#箱根ビール

おうち晩酌へようこそvol.2 深川製磁のうつわで心潤う時間

日常の生活の中に、自身の心を喜ばせるひとときをつくりたいですよね。

今日は佐賀県有田町の窯元「深川製磁」のお皿で、フラワーアーティストの前田有紀さんがコーディネーションしてくださった写真をご紹介しながら、型染作家の鈴木結美子さんにおうちで心潤う時間をつくるヒントを伺いました。

「仕事中は、蒲鉾をお皿に盛りつけずにぱくっと食べてしまうことも多いんです。でも、作品がひと段落して、心安らぐ時間を持ちたいと思ったら、好みのお皿を出して、かまぼこで一息つくのがルーティンです」(鈴木結美子さん)。

器選びから、自分時間がはじまります。

「器選びはじっくり楽しみます。今日の気分にぴったりのお皿はどれか。桃色なのか、瑠璃色なのか、はたまたカラフルなのか。いろいろな形、薄さ、素材感、色、柄を見ながら、コーディネーションを考えます」(鈴木結美子さん)。

今回のコラムで掲載している写真は佐賀県有田町の窯元「深川製磁」のブルーのお皿。

深川製磁は熊本県天草の陶石を使い1350度の高温で焼き上げることで透き通った白磁の作品を生み出しています。深川製磁の透白色を際立てるのが、深川ブルーといわれる瑠璃色。「この白とブルーが食卓にのぼるだけで、海の神秘に引き込まれていくように、心が磨かれていくような気がします」(鈴木結美子さん)。

包丁いらずの『かをり巻』『あげたい』『切れてる板わさ』

鈴木さんの“おうち晩酌“におすすめの品は、切る必要もない一口サイズの商品。鈴木さんの好みは「しそかをり巻」「切れてる板わさ」「きんめ鯛のあげたい」だとか。この三品は食感も香りも大きく異なります。日常を忘れて、かまぼこの食感に五感をかたむける。そんな晩酌タイムにぴったりです。

しそかをり巻」は、ふんわりとした食べ応えのある白身魚のすりみを、紫蘇で巻き、米油で揚げています。紫蘇の香りがふんわりと口の中で広がります。この紫蘇は特別に農家さんに作っていただいているもの。魚のアラから作る鈴廣特製の有機肥料で育てられた紫蘇は、爽やかな香りが特徴です。

切れてる板わさ」は、天然の白身魚の弾力を引き出した鈴廣の看板商品。食感を堪能できる12㎜の厚さに切れています。ぷりっとした弾力と、口の中で噛みながら魚の旨味や舌触りを楽しみます。

きんめ鯛のあげたい」は金目鯛のほぐし身がぎっしりと詰まった揚げ蒲鉾。オーブントースターなどで少し炙ると、ジューシーな揚げ香が漂い、ふわっとしたすり身とほっくりとした金目鯛のほぐし身が大満足の味わいです。

盛り付けるときも、アートを楽しむ気分で

盛り付けも“おうち晩酌“を楽しむカギです。「かまぼこはたくさん盛り付けずに、高さを意識すると綺麗ですよ」(鈴木結美子さん)。

鈴木結美子プロフィール

神奈川県小田原で江戸より続くかまぼこ屋の鈴廣に生まれる。

慶應大学環境情報学部卒業後、電通にて営業・マーケティングに従事。作家の森川章二氏に師事し古典的な日本の染色技法”型染め”を習得。図案・型彫から染色まで全工程を制作する。型染めを軸に、包装紙・テキスタイル・企業へのデザイン提供やブランドディレクションなど、日本のしきたりや美意識を大切に、伝統的な和の意匠に現代的な解釈を加えデザインする。

https://yumikosuzuki.jp/

関連商品はこちら

こちらの記事もおすすめ

Categories