かまぼこで“おいしく”タンパク質 Vol.8  かまぼこのピポグラタンとかまぼこと大根の大葉和え

ポルトガルの食文化は、日本と非常によく似ています。大西洋に面しているので魚介類をよく食べ、ヨーロッパで一番お米の消費が盛んでもあります。

そんなポルトガルの代表的な食材が干し鱈です。バカリャウと呼び、大西洋の北で獲れた真ダラを塩漬けにして干した保存食。
冷蔵技術のない大航海時代には、船上の貴重なタンパク源でもあり、今でも365日毎日食べてもレシピが尽きない、という決まり文句もあるぐらい愛されています。
姿形は違えども、健康を支える魚タンパク源という意味では、かまぼこと同じような役目を担っている。
ちなみに、バカリャウはおめでたい行事でもよく使われる食材です。そんなところも、かまぼこと似ている気がします。

かまぼこのピポグラタン

現地で食べたバカリャウ料理に、牛乳でふっくら煮たバカリャウに、マッシュポテトとマヨネーズ、炒めた玉ねぎのソースをたっぷりかけてグリルする、バカリャウのグラタンがあります。
考案者の名を冠した「ピポ氏のバカリャウ」という料理名です。
このバカリャウをかまぼこに置き換えて、作ってみました。玉ねぎソースは甘くなり過ぎないよう、茶色くなる前に加熱をやめるのがポイント。
ビネガーの酸味とこしょうの辛みをきかせます。マヨネーズと玉ねぎソースの酸味が、このグラタンの大事なアクセントです。

今回使用した商品:謹上蒲鉾

材料(4人分)

かまぼこ 1/2本
じゃがいも 2個
玉ねぎ 1個
牛乳 200ml
オリーブオイル 大さじ1
マヨネーズ 大さじ3
シュレッドチーズ 適量
黒オリーブ 8粒
白ワインビネガー 大さじ2
塩、こしょう 適量

作り方
1.かまぼこはひと口大に切る。じゃがいもは皮をむいて乱切りする。玉ねぎは繊維にそって薄切りする。
2.フライパンにオリーブオイルを入れ、玉ねぎを透きとおるまで中火で炒める。塩とこしょう、白ワインビネガーを振って味を調え、茶色になる手前で火を止める。
3.鍋にじゃがいもと被るぐらいの水(分量外)を入れて茹で、水分を飛ばしてから牛乳を加える。半量がソース状になるまで弱火で煮て、途中でかまぼこを加え絡める。
4.耐熱皿に3を入れて2をまんべんなく広げ、その上にマヨネーズを均等に絞る。チーズをのせて黒オリーブを飾り、オーブンやトースターでおいしそうな焦げ目が付くまで焼く。
 

かまぼこと大根の大葉和え

ぷりっとしたかまぼこの食感と、ぽりぽりした大根の食感を合わせた、簡単な和え物です。
大根の水気は軽く絞って食感を残すのがポイント。

今回使用した商品:謹上蒲鉾

材料
板かまぼこ 5切れ
大根 5センチ幅
大葉 3枚
レモン 1/2個
白いりごま 大さじ1
塩 適量

作り方
1.板かまぼこと大根は、同じ幅の千切りにする。大葉も千切りにする。白ごまは炒ってする。
2.大根に塩を振り、5分置いて水気を絞る。
3.ボウルに1のかまぼこと大葉、2の大根を入れ、レモンを絞り、白ごまを振って軽く和え、器に盛る。

馬田草織さんのプロフィール

食や旅が軸の編集者。かまぼこのある暮らしの中の記事を書いている人である。
旅を重ねるうちにポルトガルの食に惹かれ、ポルトガル料理研究家に。
旅で出会った味をお裾分けする気持ちで、2013年より週末を中心に、都内自宅やスタジオなどで料理とポルトガルワインを楽しむ小さな料理会(教室)「ポルトガル食堂」を主宰。ポルトガルワインのイベントなども不定期で開催している。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』(産業編集センター・幻冬舎文庫』『ポルトガルのごはんとおつまみ』(大和書房)『ムイトボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)がある。

 

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text by Saori Bada / photographs by Hiyori Ikai

この記事を書いた人

馬田草織

編集者・ポルトガル料理研究家。料理雑誌などで編集者・ライターとして活躍するかたわら、自宅でポルトガル料理教室を主宰。Web「cakes」にてお酒に合うポルトガル料理を紹介する「ポルトガル食堂」を連載中。
近著『ムイトボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)など著書多数。

http://badasaori.blogspot.com/

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