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社長挨拶

かまぼこ・・・不思議な食べものです。

かまぼこは、お米やお塩のように必需品ではありません。
世の中からかまぼこがなくなっても暴動騒ぎは起こらないでしょう…かまぼこ屋としては少々寂しく感じますが。
また、海で幸せに泳いでいるお魚の命を使って、つくるときには水も電気もガスも沢山使って地球に迷惑をかけています。
それなのに千年以上も食べ嗣げられているのには、何か意味があるのだ、かまぼこにはちゃんと役割があって存在が許されているのだと思っています。

かまぼこ・・・タンパク質のかたまりです。

お魚の身は、20種類のアミノ酸でつくられた良質なタンパク質でできています。
かまぼこの水晒しという工程では、脂や血を洗い、そのタンパク質を更に精製します。
私達かまぼこ屋の仕事は、バランスの取れた良質な動物性タンパクをお届けする仕事だと考えています。
ですから、調味料なども自然発酵のものだけを使うなどして、できる限り、人々のお口にお魚のタンパク質を良質なままで届けるよう心掛けております。

かまぼこ・・・海と森がいつも一緒です。

ふと気がつくと、かまぼこの身は海、かまぼこの板は森。森と海が一体となった食べものなのです。
豊かな森から流れ出るミネラル分を含んだ真水が海に注ぎ沿岸に汽水をつくり、プランクトンが育ち魚が群れる・・・
森は海を育てると言われるゆえんです。
かまぼこは、その連環を象徴しているとは思い入れすぎでしょうか。
森と海の連環がなくなっては、お魚がいなくなり、かまぼこもつくれなくなるのです。かまぼこを目の前に、森と海の保全に思いを巡らせています。

小田原・・・すばらしい場所です。

足柄平野の北西部の山林は、小田原の、そして神奈川の水瓶。
箱根丹沢連山からの豊かな地下水が人をまちを潤します。
かまぼこづくりにも欠かせない大切な水…この恵みをいつまでもいただくために環境の保全に力を注ぎたいのです。
歴史を紐解けば頼朝の旗揚げと秀吉の一夜城は、戦国時代の始まりと終わりの象徴です。
その転換の場となった小田原は歴史の画期を生む場所であるのかもしれません。
今社会は大きく変わろうとしています。小田原からまた新たな歴史が始まる・・・小田原に根付く企業として気概を持って臨みたいと思います。

代表取締役社長 鈴木博晶
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