魚肉たんぱく同盟コラムVol.47
「駅伝を走ることで、恩返しがしたい」。第102回箱根駅伝を快走した中央大・岡田選手に聞く、箱根路への思いと“食”のこだわり
2026.03.02
2026年1月2・3日に行われた、第102回箱根駅伝。20の大学がしのぎを削るなか、往路を快走したのが中央大だ。トップで襷を受け取り、自身も区間2位の走りを見せた4区の岡田開成選手に、箱根駅伝への思いから今後の目標について話を伺った。
岡田開成 選手プロフィール
2005年8月30日生まれ、大阪府出身。洛南高校から中央大学に進学すると、1年次から箱根駅伝の7区を任され、区間7位を記録。2026年は4区を任され、二度目の箱根路を走った。
――岡田選手にとっては、二度目の箱根駅伝となりました。まずは率直な感想を教えてください。
昨年と比べると、まずは往路のメンバーに入ったというところで、チームとしても流れをつくる大事な区間を任せていただきました。もちろんプレッシャーもありましたが、先頭を走ることができてとても楽しかった、というのが率直な感想です。
――苦しい時間帯だったり、途中でくじけそうになったりしたことは無かったのでしょうか?
最後のほうは後ろから詰められているというのを聞いていたので、少なからず焦りはありました。あとは終わってみて区間2位だった点には、悔しい思いがあります。
――襷を繋いだ小田原中継所には何か思い出がありますか?
昨年は7区を走ったので、小田原中継所からのスタートでした。今回はそこが自分にとってのゴールとなって。2年連続で同じ中継所を使わせていただいた分、風祭には思い出深いものがあります。施設の中は落ち着いているのですが、一歩外に出ると毎年すごい人数が集まってくださっているのも印象的です。

――応援に足を運んでくださる方の存在はどう感じられていますか?
すごく力になります。沿道で中央大の旗が立っているのを見ると力をもらえますし、僕は声援の一つひとつも結構聞こえているタイプで、その都度励みになっています。
――話を競技自体に広げると、岡田選手はいつから・どんなきっかけで陸上を始められましたか?
中学校1年の時に陸上部に入ったことがきっかけです。実は小学校6年生の時に地元のマラソン大会に出たのですが、そこで同学年の子にぼろぼろに負けて。1位と2位の子がとにかく早くて、それがすごく悔しくて…。中学ではリベンジしようと思って、陸上を始めました。
――では中学から大学まで、ずっと陸上を続けてこられたのですね。
僕の通っていた中学の陸上部がそれなりに強くて、先輩の中にも大阪でトップになるような方がいらっしゃいました。そういう環境にいるうちに自分も全国レベルを目指せるようになって、いつかは箱根駅伝や世界を目指したいなと思うようになりました。
――箱根駅伝をめざそうと思ったのには、何かきっかけがあったのでしょうか?
洛南高校時代に全国高校駅伝に出させていただいて、それが自分にとってはほぼ初めての“駅伝”でした。そこで駅伝の楽しさを知ったのと、何より「駅伝を走ることで色んな人に見ていただけて、恩返しができる」というのを感じて。大学でも箱根駅伝を走ることで、今まで支えてくれた方々へ恩返しができたら、という気持ちが強くなったんです。
――中央大を選んだ理由はどんなところからでしたか?
入学前に藤原監督と話しをさせていただいたときに、自分の考えとすごくマッチしたためです。箱根駅伝はもちろん、トラックでも世界を目指していくという考えを伺って、ここで優勝をめざしたいと考えるようになりました。

――さて食生活に話を移すと、普段の食事はどのように工夫したり気を付けていたりしますか?
僕は「間食」を特に意識しています。身体づくりにはたんぱく質、試合前なら炭水化物を多めに取ってエネルギーを補給して、という感じで、いつ・何を間食で補うかを意識するようにしてきました。
例えば朝練習と一限の間には魚肉ソーセージ、あとエネルギー補給にはお団子、といった感じです。

――他に気を付けていることはありますか?
一般的なことかもしれませんが、脂っこいものはできるだけとらないようにとか、夜遅い時間は食べないようにとかは気を付けています。早い時間に食べ過ぎても翌朝までエネルギーが続かないので、早すぎず遅すぎずの時間が自分の中のベストです。
あと間食に関しては、練習強度に合わせて食べる・食べないとか量とかを決めていて。強度の高い練習の時は、免疫も落ちやすいのでいっぱい食べるように、といったように、体調管理のために食事面からできることは極力取り入れています。
――食事面での細やかな気遣いも聞けたところで、最後に岡田選手の今後の目標について教えてください。
まずは来年も箱根駅伝を走れるように、そして今年は区間2位で悔しい思いをした分、区間賞を目標にしていきたいです。
中長期的な目標で言うと、10,000メートルの選手として力をつけていって、日の丸を背負って戦いたいなと思っています。中央大のOBには世界陸上にも出られた森凪也選手がいらっしゃるので、自分もそういった先輩の背中を追っていきたいと思います。
河合萌花
フリーライター。教育系出版社、大手広告代理店を経て現職。インタビューライティングを主とする他、看護師資格やサッカー指導者ライセンスを生かしたスポーツ・ヘルスケア領域の執筆も多い。
