ぷっくら弾力とすり身の揚げ香。炙れば揚げ立てよみがえる「あげかま」

縁起のよい形をした5種類の味がセットになった「あげかま」は、60年ほど前に生まれたロングセラー。今でも最も多くの方に召し上がっていただいている揚げたかまぼこです。

あげかま」の美味しさを最大限に楽しむなら、オーブントースターや魚焼きグリル、フライパンなどで少し温めてみてください。軽く炙った「あげかま」はほんのり膨らみ、上質なすり身とみりんの香ばしい香りが引き立ちます。あつあつを頬張ると揚げたてのよう。

ぷっくらとしたすり身が歯を押し返してはぷりっと弾けて、ぎゅっと詰まった揚げ香が口から鼻へと広がります。
この弾力と揚げ香は、同じ揚げかまぼこでも「さつま揚げ」とはまるで別物のよう。今日は、鈴廣自慢「あげかま」のお話をさせてください。

かまぼこの上質なすり身を使った新しいさつま揚げ作り

あげかま」は今から約60年前に、先代である9代目の鈴木智恵子が、試行錯誤の末に生み出した商品です。

「昔はさつま揚げといえば夕飯のおかずというイメージでした。鈴廣では、かまぼこと同じ上質なすり身を使って、おみやげや贈り物にもなるような上品なものを作りたいと考えたんです」と、智恵子は当時を振り返ります。

それゆえ、商品名にはあえて“さつま揚げ”という言葉は使わず、かまぼこの生地を使った“揚げたかまぼこ”から「あげかま」とし、また、シンプルな小判型が主流だった形にも工夫を凝らすことで、差別化を図りました。

縁起のよい形が目にも楽しい、海老や生姜など味違いの5種

あげかまに入っているのは、木の葉ごま丹えび扇ひさご白梅の5種類。

木の葉は、小田原の桜の葉をイメージし、筋を入れてきれいな葉脈柄を出しました。生姜がきりっと効いたさっぱりとした口あたり。
木の葉
ごま丹は、俳句を書いたり色紙として使う短冊を形取りました。黒ごまの香ばしさとプチプチとした食感が後を引きます。
ごま丹
えび扇は、腰が曲がるまで長生きすることから縁起がよいといわれるエビを使用。自然な朱色が目にも鮮やかで、キクラゲの食感が新鮮です。
えび扇
ひさごは、小田原の石垣山一夜城を築いた豊臣秀吉の馬印である千成ひょうたんをモチーフにしました。青のりの風味豊かな味わい深い一品です。
ひさご
白梅は、市章にも用いられている小田原のシンボル、梅の形に。原材料にみりんを入れないことできれいな白色に仕上げました。当時は白い揚げたかまぼこは珍しかったのだとか。すり身のおいしさがシンプルに楽しめる優しい味わいです。
白梅

理想の味と香り、食感を求め行き着いたのは上質な米油

揚げ油の種類や品質も味を左右する大きなポイントです。輸入原料を使った一般的な植物性食用油と比べて、米ぬかを搾っただけの米油は、非遺伝子組み換えの国産原料から作られています。しかも米油は、酸化を促すリノレン酸をほとんど含まないため、揚げ物をよりおいしく保ちます。

この油を惜しげなく新しい油に入れ替えながら使っているので、脂っこくなくあっさりとした揚げ上がり。何枚でも手が伸びてしまう美味しさです。

縁起のよい見た目と、バラエティ豊かな味わい、そして作り手がよいと思った厳選素材を使った「あげかま」は、食卓を華やかに彩ります。手土産や贈り物にも最適なので、ぜひ大切な人とこの美味しさを楽しんでいただければと思います。

Photography by Hiyori Ikai, Written BY Tomoyo Tsuchiya

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※価格は記事公開時の価格になりますので、変更となっている場合がございます。

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