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職人が語る伝統の技 其の二

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超特選伊達巻「古黄(こき)」

商品への想い

目指している伊達巻は、滑らかでしっとり感のある、いわゆる「小田原伊達」の代表となるべき商品です。そのため、すべて厳選された高品質な素材を用い、特に魚は高級魚黄グチを使用しています。私が入社したころ原料はまだ白グチでしたが、そのまま使用すると伊達巻にしっとり感が無くなるため、先代鈴木昭三社長時代に何度もテストを繰り返した結果、「黄グチを原料とする伊達巻造り」という答えにようやくたどり着きました。焼きはすべて手焼きで行っており、一日5時間でわずか150本しか製造することができません。効率を考えれば到底できない仕事ですが、私たちはお客さまのため一枚一枚心を込めた手焼きを心掛けています。結果的にそれが、伝統技術の継承と先代社長の想いを体現していくことにもなると固く信じているからです。



風祭製造部伝統製造課
一級技能士 富永 雅夫

技法とその難しさ

伊達巻のしっとり感を出すには、すり方が一番重要な要素になります。魚肉をすりながら砂糖を数回に分け加えていきますが、その量でしっとり感などがまったく違ってくる上、加える砂糖自体のすり時間も品質に大きく作用してきます。非常に気をつかう作業です。手焼きに関しては、弱火でじっくりと時間をかけて焼くことが重要なのですが、素材の魚や卵、気温や湿度によって毎日条件が異なりますので、日々の焼きの見極めも錬度と集中力を要する重要な仕事となります。

職人が語る「鈴廣かまぼこ」

特徴としてはやはり、昔からの技法や生原料を使用して造る事を推し進めている点でしょうか。無添加・天然素材など、より身体に優しく健康的な商品造りを心がけていることも鈴廣ならではといえます。また、我々「風祭製造部伝統製造課の品質」は、大量生産型商品を扱う「鈴廣惠水工場の目指す品質」で今後もあり続けなくてはならないと考えています。

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