体に大切なたんぱく質とは
私たちのカラダのほとんどはたんぱく質でできていることをご存じですか?
ほかにも、エネルギー、病気を防ぐ免疫力、疲れをリカバリーするなど、大切な働きがあります。体にとってのたんぱく質の役割、効果的な摂り方についてご紹介します。
私たちの体はたんぱく質で
できている
私たちのカラダは水分が60~70%、たんぱく質が約20%、糖質・脂質・その他が約20%を占めます。一般的な成人が1日に必要なたんぱく質は、体重1kgあたり1g、例えば60kgの人なら60gが基準になります。
筋肉や胃腸などの臓器、皮膚といった組織から酵素やホルモン、血液まで、そのほとんどを作る上でたんぱく質が必要です。水分以外は、たんぱく質でできていると言っても過言ではありません。そのため、私たちの健康維持には、良質なたんぱく質が不可欠です。
たんぱく質の重要な仕事は
たくさん!不足すると…
カラダにとって重要なたんぱく質。
1日のエネルギーや免疫力向上、筋肉のリカバリーや筋力維持、お肌や髪の毛を美しく保つなどの役割を持っています。
疲労がたまりやすい / 体調を崩しやすい / お肌が荒れるなど、たんぱく質は、元気な毎日を過ごすためにも欠かせないものです。
たんぱく質は足りていますか?
体に大切なたんぱく質の摂取量が減り続けています。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」では、日本人の1人1日あたりのたんぱく質の摂取量は、1995年に82gあったのが2017年は69gに減少。
原因は、全ての年代で魚介類の摂取が減り、肉類の摂取量が増えていること。肉類は摂取量が多くても脂肪分も多く含んでいるため、有効にたんぱく質の摂取量を増やすことができないのです。高たんぱく・低脂肪の魚を積極的に摂るようにしましょう。
たんぱく質補給はペプチド状で
食品摂取量に対するたんぱく質利用率
正味たんぱく質利用率は97%
正味たんぱく質利用率とは、摂取したたんぱく質がどれだけ体を構成するたんぱく質に利用されたかという値。 魚肉ペプチドの利用率は97%、大豆や牛乳、牛肉、魚肉さえも上回る値です。
魚肉ペプチドは、人の体をつくる20種のアミノ酸をバランス良く含み、ペプチド状にしているので吸収効率、利用効率に優れています。同じ魚肉たんぱくでありながら、ペプチド状にすることで、たんぱく質利用率を80→97%に高めています。
たんぱく質は20種類のアミノ酸からできていて、どれかひとつでも少なかったり欠けたりすると、充分に体づくりに使われません。魚肉ペプチドはアミノ酸20種類をすべて含んでいる上に、人の身体で合成できず食べ物からしか摂ることのできない必須アミノ酸を理想的なバランスで含んでいます。
ペプチドとは、たんぱく質が消化酵素によって分解され、アミノ酸がいくつかつながった状態のこと。アミノ酸を数個まとめてとりこめるため、効率的に体内に補給することができます。