第9回展 審査員の部屋

集まった全ての作品を、丁寧にじっくりと審査する先生方。多くのすばらしい作品がところ狭しと会場いっぱいに並べられました。そんな中、先生方をは頭を悩ませ、それぞれの賞は決定いたしました。
<画家>
久里 洋二先生
1928年福井生まれ
文化学院美術卒業。NHK「ひょっこりひょうたん島」、日本テレビ「11PM」を担当。二科展特選、文芸春秋漫画賞受賞。ヴェネチィア、フランス、シカゴ映画祭等でグランプリ等を受賞。1992年紫綬褒章受賞。

 子供達の絵は、今年も生き生きとしていて、素晴らしい作品が多かった。16歳以上では僕にも想像できないほどの面白い作品もあった。かまぼこ板に絵を描く難しさ、描きなれている僕自身でも戸惑う。多くの力作を出品した方、全員に賞をあげたいほどである。
  <日本美術評論家連盟会長>
針生 一郎先生
1925年宮城生まれ
1954年東京大学文学部大学院終了後、諸大学の講師を経て1973年より和光大学教授、現在に至る。美術評論家として国内外で活躍。

 いつもの事だが、審査はおびただしい作品を短時間に見て選ぶので、入選落選は紙一重の差に過ぎない。一瞬が決定的で、その一瞬に眼を引くのは作品の力もあるが、こちらのいろいろな意味の条件があるので、作者も落選したからといって気落ちされるには及ばない。
<画家・美術評論家>
谷川 晃一先生
1938年東京生まれ
1968年、絵画制作と並行して美術評論活動を始める。1988年に東京を離れ、伊豆高原に移住。意欲的に制作活動を続けている。

 今年の作品はジュニア・アダルト共に多用な表現力に富んでいたが例年に比べると立体的な表現、工作的な表現がやや少なかった。それに対し、絵画的表現はバラエティにあふれ、2枚組の板の優れた使い方、構図に様々な工夫が見られた。枠組み以上に選びたい作品があってチョイスに苦労した。
  <(財)池田20世紀美術館館長>
林 紀一先生
1930年鹿児島生まれ
上智大学文学部英文科卒業後、絵画に専念。1960年以降美術評論活動に入る。現在国際美術評論家連盟会員・池田20世紀美術館館長。

 0歳から100歳まで、一世紀の年齢差をそのまま美的感性(?)に反映したかまぼこ板のアートが、万華鏡のきらめきで私の心に訴えてくる。この小さなアートを作る自由な遊びの精神に触れる歓びを存分に味わった後の快感はまた格別である。
<厚生省公衆衛生審議会委員・女優>
田中 好子先生
1956年東京生まれ
キャンディーズ解散後、1980年女優として復帰。映画「黒い雨」でブルーリボン賞受賞をはじめ多くの主演女優賞を受賞。記憶に新しい作品では東宝系映画「リング0−バースディ−」

 「いつの日も、子供達は輝いていなくてはならない。」私の好きな言葉です。この展覧会に初めて出席させていただいて、
たくさんの子供達の作品に元気を与えてもらいました。また、10代、30代、50代、80代…と世代を問わずに輝き続けられている皆様、素敵です。これからも出展を続けてください。
   <(社)日本観光協会会長>
石月 昭二先生
1927年生まれ
1953年東京大学経済学部卒業後運輸省入省。その後各政府機関で活躍。 1993年(社)日本観光協会会長に就任。

 七千点という出品数、それも幼児から百歳近いご老人までの多彩独創的な素晴らしい作品の群に圧倒されました。 どの作品にも作者の夢が溢れており選考するのは大変むずかしいと思いました。かまぼこ板がこんなに見事に生まれ変わるなんて、食べられたかまぼこも極楽往生でしょう。

  


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